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「夢ならば」

肌を刺すような風
なびいて
夢 紅葉狩り

枯れていった草
大地に帰り
恋 秋の囲い

夢ならば
流れ去る一筋の光
夢だから
忘れいく装飾の色彩
淋しん坊

チロルチョコを袋から
取り出し
お口にちょこっと
甘さ控えめなんて
昨日受けた健康診断の結果に
右端の隅におしとやかに
載っていたけど
ただ今
夜の10時
もうなんか〜
もうなんとなく〜 ....
最愛を通訳する者よ

ぼくは今からここを出る

999が旅立つように

ぼくは傍観者であり冒険家だ

目と手と足で告白する者だ


海底に連なる群れよ

そこに加わり

ゆっくりはぐれよう


最愛を ....
ヒガンバナが今年も灯る
曖昧を許さない輪郭で
そのくせひどい曖昧を宿す

秋に咲く大輪は葉を持たない
何もなかったところから花火みたいに
茎だけで伸びて

夢見がちなひろがりではじけて、  ....
まいにちカレーがたべたいです

皆が笑って暮らせますように

マックシェイクがのめますように

雨のち晴れ

ゴーカイジャーになれますように

仕事ができますように

ゴーカイ ....
コーヒ−カップの底で
四角い哲学者が
溺れながら
プラトン的愛について
考察している

僕が
スプーンでかき混ぜると
永遠を
ひと時が飲み込んで
一行の詩が
生まれた
こんな顔をして家には帰れない気がした
ヨシミは自転車で夜を町を走っていた
お母さんをさがしてパチンコ屋さんをわたり歩いていた
カゴのなんでもバッグにケイタイがのぞいていた

目からなみだがあふれていた ....
ゆく雲が
君を求めてのばした蔓から
ふわりと咲いた雪の花びら
彼方を白く染めるものの 
ひとつひとつの小ささを
ひとつひとつの儚さを
まるく含んだ湿り気が
花の波に匂いたつ
 ....
ななつ葉/僕 

ねぇ、君は「無限の幸福」なんてものを信じられる?

今ココに確かに存在しているんだ
無限の幸福/ななつ葉  
のクローバーが。


子供たちがサッカー ....
梢にお月さまがとまってる

お月さまだって
たまには
休みたいのよ
あっと気づいたときには
避けようがなくて
エンドルフィン働いてくれたのか
やっと死ねるのかなだなんて
奇妙な喜びに背筋ぞくぞくしたのだけど
むりやり右折してきたクルマに衝突した瞬間
 ....
無理に輝かせなくても、

大丈夫だよ。

ありがとう。
手を繋ぐだけで、伝わればイイのにね。

静電気みたいに、ぴぴぴって。

この気持ち。トクベツだから。

あなただけに…。ね。
何かに苛ついて。

殴った窓ガラスは粉々になった。

ついでにぽたぽたと赤い液体が流れてた。

痛くないよ。

怖くないよ。

苛々消えないよ。

赤い液体が涙のように落ちた。

勝手に落ちた。
てばなしても
いいものをもっていて
届かない
雨あがり
ガラスむこうのひかりへ
わずかに
手、添わせば
この手が触れて来た。

世界は。

生暖かくて。

ちょっと信用できないな。
かつて
であった
かなえられたものと
かなえられなかった
もの
うつし
留め
拾う
いま

-------------------------------------------- ....
暗闇に
散りばめられた
光のかけら

伸ばした
指先に
静かにとまる

蛍のように
繰り返す
永遠の明滅
コノ先ニ
貴方ガ イル

眺メテ
見ツメテ
瞳ヲ閉ジル

同ジヨウニ貴方モ
コノ虹ノ先ニ
私ヲ想ッテクレタナラ
果デ二人ハ
繋ガレル


心ノ行キ交ウ橋
言ノ葉ヲ乗セ
確カメ合ウ契リ

『愛スル人ハ ....
ほら
ここにも小さな春が来たよ

半額セールの盆栽だけど
私よりずっと
長生きするかもしれないね
そう 例えばワサビ入りのチョコレートみたく

甘いのに
どこかツン と
辛さを持って

マスター、ねぇ、このチョコレートには何が入っているの



甘く 辛く
甘すぎず 辛くない
辛すぎず 甘く ....
泣いても

 笑っても


  これが

最 期。


どこまでも

   劣等感

     つき纏う

 倦怠感。


青 に憧れて

駆け出した 道  ....
夜道はすこし冷えていて

春のほこりが涼しいのです

雲のまうえにくっきりと

月が油膜を光らせています


夜景はいつも

柑橘系の彩りです

金網の向こうで

車がどこか目指します


夜道はすこ ....
韓国のかたを接待する

はじめて会うひとたちだ

韓国語のあいさつって何だっけ?

カムサンミダ?

水商売のおんなたちが

着物で歩いたり

小綺麗な顔をして

タクシーで過ぎてゆく

天ぷら屋さん ....
空に月

透明な

群青色に

月が

低いかすれ雲を照らしている


なんにもない

孤独もない

ベンチの鉄が

つめたいね


空に月

透明な

群青色に

月が

低いかすれ雲を照らしている
決勝戦の日

その朝早く

正吾はひとりで甲子園に来ていた

四年まえの占い師の言葉が嘘でなければ

きょう、俺は、甲子園の優勝投手になるはずだ、

高速道路の屋根のしたを歩いて

蔦のからまる球場に ....
都会より

澄んでいるだろうけれど

あの日とは

違う

星空


オリオンの

星屑は

今もかわらず

見え隠れ を

繰り返して いるけれど

着実に

おかされてんだ







 ....
夢見た

あの光射す

その向こうへ

いつか

この 翼 ひろげ

飛んで ゆけると


しかし

私は

カゴノトリ

夢みることしか

できないの
 ....
もっともっと
描きこみたい

もっともっと
近づきたい
       還 る ため

        還 す ため


 ひとすじの 光


           望んだ

         願った





もう

会 ....
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