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お三時に彼はハンドルを回し
胸の部分の扉をパカリとひらいて
よい風を招くために
陶器のオルゴールを鳴らした
それは凛とした音色なのだけれど
彼はハンドルを回すことに執心していたの ....
それはかすかに透きとおっているので
向こうの景色がいつも滲んでいるのでした

朝霧を 食み食み
押し殺されたような時間を過ごし
まれに降る雨のために山裾で低い警笛を鳴らしたり
青い ....
haruさんの嘉村奈緒さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
小丘- 嘉村奈緒自由詩1307-2-7
まぼろしのけもの- 嘉村奈緒自由詩12*06-12-27

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