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私の胸にあいている穴に
風が吹き抜けて鳴る
すると私の奥の嵐が
またあなたをさらおうと口をあけ狂った舌を出す

今会いに来てくれないなら
すべての息の根を止めてやる
狂言
とはよく言っ ....
学校に子供ばかりいるのは
仕方がないとして
プールサイドがぬめぬめしているのは
何かの嫌がらせか

指先にトンボが止まり
息が止まり
夕日も沈むのをやめた

実は昔から
子供の親へ ....
新しい人が来たので
かじかんだ指を暖めていた子は
背中をまるめてそっと
席を立った

それは
あまりにも静かに行われたので
だれかが席を立ち
新しい人が座ったことに
だれも気づかなか ....
酔っ払って
海岸に
遠くの音
ひずみの向こう
波は立ったまま
立っている

寒いのは
恋人を連れていないから
あたたかい手を差し伸べる人を

遅くまで起きていても
誰も叱らない ....
幼い頃からいつも一緒でした

わたしとあなたは

いつしか

あなたの右の指に花が咲くようになり
わたしの左の頬に花が咲くようになり

わたしたちは
その花を愛でたり食べたりするよ ....
      海原に月がひとつ満ちていた
     波は立ち上がっては落ちていく
    暖かい夜なので淋しい予感はない
   浜辺に置いてある椅子は日に焼けて
  幼い頃の君はそこに立って遠く ....
ゆっくりと雪は溶けていくのだから
膝を抱えて待っていればいいんだよ
君のこぼした涙は墨の味がしたんだ
あの黒い雨のような黒い枝のような
君は何か悲しかったんだろうか心が
だから涙を沢山沢山こ ....
彼女が好きなそのカフェにはいつも
雨が降っていた

店内はびしょびしょで
暑くて
植物が生い茂り
肉厚な緑の葉の上で
色とりどりのカエルが跳ねた

極彩色の鳥達が
テーブルの下で睦 ....
雨ばかり降るこの町では
カーテンはいらない

孤独に悩んだら
さっさと一人で太ってゆけ

緑のソファーは
お尻の形にくぼんでいる

テーブルクロス
は少女のペチコートだったものだ
 ....
諦めた?
かたどった?    ?
                           ?
君が姿見を見た?
                   ?
青みがかった?
白く透き通った?
 ....
耳が
さっと
貝の形に
閉じ


夜が来た
黒目の
まんなか



星を
待って

い、る

さらさらさら
砂の



そっと開いて
花のように
 ....
海辺に
   ギターを弾く男ひとり

音符は波に洗われて
貝になるかな
全部の音を閉じ込めて黙るよ


海辺に      を弾く男ひとり
    ギター 

「ギターのピック虹色 ....
1486 106さんのふるるさんおすすめリスト(12)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- ふるる自由詩7*18-2-1
2017年5月26日- ふるる自由詩217-5-26
新しい人- ふるる自由詩27*08-11-26
折れ曲がった- ふるる自由詩9*07-9-29
- ふるる自由詩20*07-4-3
海を- ふるる自由詩13*07-3-23
待っていた- ふるる自由詩17*07-3-22
赤道カフェ- ふるる自由詩16*07-3-13
家具について- ふるる自由詩10*07-3-10
クエスチョン- ふるる自由詩8*07-3-3
- ふるる自由詩8*07-1-10
海辺のギター弾き- ふるる自由詩19*06-12-13

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