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空と僕らには距離がなかった
窓は開かれていた
白いテーブルの上に
幾千の微細動
まるでナイロンの弦を束ねた
世界のつけ根はたなびき
差し入れる指は風に同調する
触れた先からほろほろと物語 ....
落ちていた
ふちのない穴のなかを
空は役割を捨てたらしい
光はボレロに合わせてゆるゆる回り
白い猿たちは「  」の頭を転がして遊んでいる
飽きてしまうと時計の針を集め出した

君の手の ....
月夜野さんの氷水蒸流さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
屋根のない明るい部屋で- 氷水蒸流自由詩907-5-26
葉月葉- 氷水蒸流自由詩707-5-17

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