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海色に囲まれてただ、沈んでく羽毛の底に疲れた背中

抜けがらだけ置いていきやがってという人もまた何時か脱いでゆく

午前四時朝になるか夜にとどまるか。待てずなき出すのはだあれ

もう二度と ....
青空に舞い散る飛沫きらきらとプールに飛び込む少年の夏

呼んでいる遠い記憶の夏の声駆けて行きたいいつかの森へ

朝顔の花が咲いたよきれいだな笑顔も満開夏の絵日記

水平線の彼方に浮かぶ蜃気 ....
自分から 崩れていった さらさらと
灯なんて どうでもいいの

最初から 分かっていたわ 結末は
だから知らない 何も言わない

何度でも 生まれ変われば いいじゃない?
風がそよそよ  ....
春の風笛が鳴ったら合図です羽根を使ってダッシュしなさい

さようならちょーく・いす・つくえ・らくがき・あのひとのせき・あのひとのかげ

リセットボタンをガチャガチャ押しても散りゆく花片はもう戻 ....
穴の夜に可憐な花を引きちぎる 心の底から憎まれたくて


『やさしさ』という字はとても丸いのでやわらかなものと誤解していた


ワンピースに西のワインがふりかかる とれない染みに焦がれど、 ....
沈んでく夕日みつめてひとりきり誰を待つのか知らない黄昏

さよならと言えないままに日は暮れて君と二人でどこまで行こう

終わらないあの日と同じ夕間暮れ悪夢にも似た遊戯は続く

いつまでも日 ....
ほしいのは鋭く研いだ剣よりも手製のやじりで衝くようなキス


唇をあわせたままで手を握り締めても離れてしまう気がする


このキスがオープニングになればいい どうやったってエンディングだか ....
抱く、抱けない、花占いの吐瀉物をすくいあげ我の濁流を知る


注がれることは満たされることとは別の話だとわかっていました


不純物が混じっていたのか培養液 自滅という名の細胞分裂

 ....
 桜

僕たちの最初の声が本当に欲しがったのは何だったのか
{引用=羊水の中で足掻く胎児は
魚類に他ならない
僕たちが生まれたとき
本当に欲しかったものは何だったのでしょう
どうして ....
風のかがやきとセピアを追いかけるようにくるるるらせんを描く

あっ銀杏仲良く囁きあってるねあれは秋の置き土産なの


後にも元にも戻れない路上のニュースペイパーサクサク言って

 ....
現代詩フォーラムは{ルビ試薬=クスリ} 日本語を知ってしまった僕らのための




明日からは飼い犬として生きていく これも決して容易くはない




あん時ね、蚊に刺 ....
冷たい温度で滑り込む。pianoの音で涙する。
這う指の、意味を形を、記憶する。

言葉鳴り、零れ落ちれば、悲しい哀しい、凍る瞬間。

泣く事と、自傷だけで、生き抜ける?
恍惚に身を任せれ ....
夕影がひたひた伸びて心ぼそい
    手の鳴るほうへ手の鳴る{ルビ方=かた}へ


最後まで残るこわさに二人して
    遊びなかばで遁げるたそがれ


終わらない遊戯にも似る夕暮は
 ....
かなしくはないと云ってよあおい檸檬
    軽く齧ったあなたとわたし


黒髪が胸にまつわり痛くって
    あなたを睨むそろえ前髪


爪を噛むしぐさを憎むいっそすぐ
    指を ....
透明だな。全部見えているはずの瞳で猫はわきすり抜けて


苔色の追憶をすくい雨風にさらします宣言の日は晴れ


青黒いふくらみ撫でる指が止む君の痛みに目をこらすため


今あるのはピ ....
街煙るしのづく雨に{ルビ慄=おのの}いて誰を待つのか片方の靴

雷鳴と{ルビ海鳴=うみなり}の距離比べては真夏に返る銀幕のウラ

秒針0で息止める荒ぶ風緩まった気がした交差点

銀の糸指に ....
聴と視を捧げた浮世の全ての事象
泣いて叫んで今日も終わる


右からか
左からかも解らない
踏み出す足の頼り無さ
愛すか殺すか二つにひとつ


人並みの希望と虚無を抱えたら ....
闇、叫び、月、銀、狼、爪の痕ほとばしる血は昴の花弁


月を噛むアカイ目眩に舞いくるう鴉揚羽の鳴り止まぬ翅音(はね)


雷(イカヅチ)の刺さる。蒼きは明星の息遣い。眠れぬ ....
星島 〜タカラジマ〜




銀の帆の船は拒まぬ「可能性」ムゲンのココロ映せるものは

指で作る望遠鏡に反転のスカイオーシャンさよなら地球

広すぎる世界 ....
たずねびと。わたしはここで生きてます あの日のあだ名で検索してよ


君に似たプロフ見つけて手を止める。こころにあしあと残したかった


友人と呼べぬあのこも「友人」と呼ぶしか ....
春のくる おとづれのさき 
ふくらんだ さきのかささえ 知らぬその先


時おいて 目の中で咲く
頬にある 吹けないままの ほら咲くの嘘
  気がつけば 真紅の色に 葉が染まり

           逝く秋を知り ただ眼をとじる
わらさんの短歌おすすめリスト(22)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏日- 唐草フウ短歌6*08-8-4
少年の夏- 未有花短歌16*08-7-23
血迷う人の- 西日 茜短歌8*08-7-3
【短歌祭参加作品】弥生、なごりは一瞬宝石の光るような- 唐草フウ短歌11*08-3-16
穴の夜に- 石畑由紀 ...短歌3508-2-10
黄昏遊戯- 未有花短歌12*08-2-5
一線越える- 町田アキ ...短歌3+*08-1-26
『感』だけが- 石畑由紀 ...短歌7*08-1-21
陽炎- 士狼(銀)短歌4*08-1-5
舞葉・遊葉- 唐草フウ短歌6*07-12-25
それでも地球はへこんでる奴らを足蹴にして回っている- ピッピ短歌1007-12-17
恋慕小説- 皆川朱鷺短歌207-12-14
たそがれ- 石瀬琳々短歌13*07-11-22
あおい檸檬- 石瀬琳々短歌13*07-9-29
痛点- ポッケ短歌2*07-9-22
銀の雨- Rin.短歌907-9-7
極限曲芸- 三条短歌207-9-6
■共同作品■_刺青- Rin K短歌14*07-9-6
星島_〜タカラジマ〜- Rin.短歌17*07-8-31
「mixi」__ミクシー- Rin.短歌16*07-7-9
花もよう- 紀茉莉短歌307-3-2
紅葉が眼にしみる- 逢坂桜短歌9*06-12-6

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