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私は暗い地面の中にいた

じめじめとして音もなく何も感じない

自分という人間の存在すら分からない

生きているのか死んでいるのか

そんな簡単な事すら実感できずにいる


闇の ....
カフェの窓辺の席

ぼんやりと外を眺めてた



交差点を行き交う人々、車



ガラス越しに

水族館の魚を見ているよう



水族館の魚たちも

人間たちをじっ ....
温もりを感じたくて手を伸ばす
あなたは私の手を握り返し
日溜りの様に笑う
優しさは
あなたの手から私の手へ
じんわりと伝わってくる

私もあなたに笑みを返す
嬉しさは
私の手からあな ....
あてもなくさまよう心
激しい北風の中
飛ばされてしまいそう

あきらめないで

出口は見えなくても
果てしない道のりだとしても

きっと乗り越えられるさ
自分の力を信じよう
自由に羽ばたける翼が欲しい

何処までも飛んでいける力が欲しい

自分の想いを貫く強さが欲しい



私は地上に縛られ

高い高い美しい空に焦がれる



でも私は縛りつけ ....
私は未だに足枷をはめられている



でもいつか自由に羽ばたける日が来ると信じて

地上から天を見上げる



天からの眩しい光

楽しむ事

生きること


 ....
一歩外に出ると眩い光に照らされる

太陽の明るい日差し

おはようの声が響きあい

人々の笑顔に出逢う



通り過ぎる人々

一瞬の触れ合い

一期一会



 ....
固く固く閉ざしていた扉

私はその重々しく閉ざされていた扉を

大きく開け放った



中では幼い私が暗闇の中で縮こまってうずくまっている

大丈夫だよ、出ておいで

幼い私 ....
動かなければ何もはじまらない

変化を恐れていては何も手に入らない



まず動くこと



結果が吉であれ凶であれ

動いたという事実が励ましてくれる



可 ....
何もないところから

何かを作り上げていく



頭の中にある想像が

目の前で少しずつ形になっていく



不思議だね

出来上がったものからは

素直な気持ちが ....
木枯らしが吹いてくる

ピューピューと

人を屋内へと追い立てる



くぐったのは珈琲店のドア

開けたとたんに芳しい香りの世界

ゆったりとした空気を感じる瞬間

湯 ....
一人部屋で眠っていたら

突然過去からの亡霊が襲ってきた

必死に私は逃げようとする

でも必ず捕まえられてしまう



心だけは汚されないように

壊されないように

 ....
優しさとは人を信じること

温かい気持ちで素直に接すること



温かい交流はいつまでも繋がる

お互いに幸せになれる

利害や損得なんて関係ない

楽しく気持ちいい関係
 ....
空は高く遠くなり
世界は広がりを増す
世界の広がった分だけ
切なさが生じる

秋風が冷たくなるにつれ
世間の風の冷たさを
ひしと感じ
孤独を強く感じる

秋の移ろいは
心に隙間風 ....
替えたばかりの青青としたイグサの香り
一人を実感する

白いクロス
天井に薄黒い星の模様

今日から毎夜一つ星を眺めて眠る
星に願いを
明日も良い日でありますように

一人の夜は静 ....
落ち葉の季節
葉を踏みしめるさくさくと
乾いた音が心の中に響き渡る

高い空

空虚な気持ちが広がる
どんどん全てが遠くなる
心の中でただ乾いた音だけが響く
残るは虚しさのみ
広い広い真っ白な世界
何処までも広く広がっている

ぽつり一人取り残された私

何もない
何ひとつない

声を限りに叫んでも
誰の返事も帰ってこない
こだますら戻らない

ひと ....
とめどなく流れる涙

痛む手首

私は混乱していた

何も分からない



いや何処かに冷静な私がいた

こんなことしてなんになるの?

そう想っている自分が


 ....
壊れた機械は修理すれば元通り

きちんと正確に働いてくれる



じゃあ壊れてしまった人間は

どの部品を変えれば治るの?

どう修理すれば人間として正常に機能するの?

 ....
荒涼とした砂漠が広がっている

空気も乾燥して

じわじわと砂から熱が上がってくる

喉がカラカラだ



なんでこんなに飢えているのだろう

いや何にこんなに飢えているのだ ....
一人部屋に佇む

冷蔵庫の機械音に混じって

窓の外から虫の声が聴こえる

それ以外音は聴こえない

静かな夜だ



ぽつんと椅子に座っていると

何だか世界の中に一人 ....
雨で頭も体も重いから

今日は一日眠って過ごそう



ピンクのタオルケットを

頭から全身被ったら

まるでピンク色のさなぎの様

中から見る色もピンク一色



 ....
また少しネジが緩んだ

私の中でくるくるとメリーゴーランドが回りだす

夜の暗い遊園地

メリーゴーランドだけが

くるくると光り輝きながら回る

いつまでもいつまでも回り続ける
 ....
上空から見下ろす海

小刻みにさざ波たっている

雲は氷山のように海に浮かぶ



前方には白く大きな空中要塞

近づくとそこは雲海となり

白いふわふわの絨毯に変わる

 ....
日が暮れて街が朱色に染まっていく

ビルの隙間から雲を通して紫の空

看板やネオンに明かりが

ぽつりぽつりと灯されていく



公園で遊んでいた子たちも家路へと急ぐ

車の ....
月明かりだけで暗い森を分け入って
辿りついた小さな泉

濁りのない水は鏡の様に
僕の顔を優しく映す
清らかな水は月光を反射して
柔らかくきらきらと煌めく

光の中から小さく愛らしい妖精 ....
夜になると森の奥から
ピュー ピュー ピュー
と音が響いてくる
僕は竜のいびきの音だと思うんだ
大人達は森の奥の谷を抜ける風の音だと言う
でも僕は信じていた
森の奥には竜がいるって

 ....
未有花さんのajisaiさんおすすめリスト(27)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
アンダーグラウンド- ajisai自由詩6*07-5-21
水族館- ajisai自由詩7*07-2-16
重ねた手- ajisai自由詩15+*07-2-6
放浪- ajisai自由詩3*07-2-1
翼が欲しい- ajisai自由詩7*06-12-20
光求めて- ajisai自由詩8*06-12-15
光溢れる眩しい世界- ajisai自由詩11*06-12-11
心の鍵を開けて- ajisai自由詩8*06-11-26
自分から咲く花- ajisai自由詩6*06-11-21
無から有へ- ajisai自由詩5*06-11-17
冬の味わい- ajisai自由詩5*06-11-14
心を抱きしめて- ajisai自由詩5*06-11-12
優しい世界- ajisai自由詩10*06-11-3
- ajisai自由詩5*06-10-30
一人暮らしの部屋- ajisai自由詩8*06-10-27
落葉- ajisai自由詩5*06-10-27
ひとり- ajisai自由詩4*06-10-27
闇に落ちる- ajisai自由詩6*06-10-7
私は何者?- ajisai自由詩4*06-9-29
ざらざらした心- ajisai自由詩5*06-9-22
強くなれるさ- ajisai自由詩4*06-9-21
ピンクのさなぎ- ajisai自由詩9*06-9-20
メリーゴーランド- ajisai自由詩4*06-9-14
空と海が溶けて- ajisai自由詩6*06-9-12
夕焼けの街- ajisai自由詩6*06-9-8
穢れなきもの- ajisai自由詩8*06-8-24
竜の眠る森- ajisai自由詩9*06-8-23

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