ぼくはまた、
何も生せなくて水を求めるばかりか。

 水をください、舟を洗うから ぼくが
 飲むのではありません。ぼくは
 ほとんど飲まない。
 砂漠で生まれたからです。


    ....
アルコールの力を借りて
こじ開けようとした世界がある
無理にこじ開けようとしたんだ
その度に嘔吐して
のた打ち回る
もう少し
もう少しだったのに

強力な抑制効果で
頭痛がしてくる
 ....
汚れのない響き 細かく震える音
その弓で 僕の魂も奏でて欲しい

唇に そっと指をのせてみたい
僕のタクトで 思い切り鳴かしてみたい 


ベートーベンも ワーグナーも きっと君に惚れて ....
洗濯機に自分でパンツ入れないでそのあったかさ確かめてから


蜂蜜の垂れるすがたはエロチックなんてくびれの辺りで思う


靴べらからドアが閉まってしまうまで何度私を見るか数えてる
 ....
胎児が 私の心臓を 小さな小さな手で 優しく撫でている

わたくしと 胎児の 太陽ふたつ。

わたくしと胎児の小さな宇宙で  

天上で音楽が鳴り響いている、

太陽の鼓動、

つ ....
君の左胸に棲むような美しい臓器になりたい


カップラーメンに朝日差し込めばきっと天使の死期も近い


冥王星なくなり平穏に過ごす日々


まさか虫歯にチェンバロが効くとは
 ....
{引用=映写機の音がする}



彼は 人のいない小さな劇場の

 古く湿った 客席に座り


 白くぼぉっと光るスクリーンを見つめる




 {引用=ただ、かたかたと廻 ....
この胸に描かれるのはただのイメージ

先細りのことばで色を重ね

彼方の胸に届くイメージが一番真実に近い空






まばゆい日差しをだっこする ....
最初の一口は甘く冷たいらしく

あなたは舌の先を上手に使って

丁寧に私を舐めるけど

どこまでも続くバニラ味に

途中であなたは飽き飽きし

コーンをかじってしばらくすると

 ....
 
 
私、いつも思う



夕暮れの
この終末感はなんだろう


キレイなほど
ひどく感じる
この終末感


世界の終わりだなんて
この際
大袈裟な事はいいません
 ....
あなたの全てを吸い尽くして私は咲く。

あなたが掘っている穴は自分のため。

誰もあなたを責めはしない。

あなたの骸の上に私が咲くなら、誰もあなたを責めたりはしない。

あなたが生き ....
おかしなことばかり起きる
例えば落とし穴に落ちてしまうのも

僕がメガネをはずすその間に
あの星は三度も弾け飛ぼうとしたし
彼女が一本煙草を吸い終わる間に
隣の男は二度イイ思いをした
 ....
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