すべてのおすすめ
一年に
たった一度の
正月に
現フォを開く
お前は馬鹿か
....
悲しくて
悲しいときは
悲しいと
言うべきですか?
ひねりもなしに
....
眠いんだ
だから設問
くれよそら
問題ダダン!♪
ミシシッピには?
....
みしてよ と
いうのは あかくなる肌が
ことばで 染まるようで 愉しい
いやいや と
いうのは ことばが 手のように
なぞる心地が とても良いから
思い出は夏の終わりのメヌエット
日にひるがえる君の白妙
細胞が真昼の空にリンクする
60兆の歌う歯車
満月に打ち明けたのはシルブプレ
今日の終わりをぼくにください
夢はゆく
少女のわたし原っぱに
シロツメクサを ふたつ残して
水族館
泳ぐ魚を
凝視、凝視
美味そうだなぁ、と
思うは異常?
妖精の帽子を被るジギタリス熱愛示す桃色の花
独り身の
暗い我が家に
この夜は
稀な待ち人
蛍一匹
夕方の水が巡って夜前につぼみのたががひとひら外れた
ひとつふたつ互いに互いの花びらが外れてそしてそりかえって咲く
カサブランカ自分で咲いたね信じてはいたけどつぼみに手が出そうだった
....
日曜日
『イデミツ・コウさん』
コウさんは
教えてくれた
音楽の意を
バンタムで
奴が待ってる
そう言って
死地に赴く
誇りを賭けて
残飯を
あさって夜に
うろついた
十九の夏が
蘇る夏
気の抜けたとんびが空をとんでいる。コペルニクスに会いにいこうか
暗やみの道の途中にぽつぽつと火が{ルビ焚=た}かれている道しるべだろう
灯(ともしび)を 日々省みて
静寂に ため息しては
閉ざす瞼よ
山茶花の
花を一つ
断ち切りて
匂う香は
眠りの中へ
切なさは夜になればなるほどに膨らんでゆく風船みたいに