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鋭いふじつぼが覆う
防波堤に腰掛けては
水に平行に浮かぶ灯台と
水を垂直に貫く灯台の
交差点を横切ってゆく
ちいさな鴎の残響を聴いていた
だんぜつの白砂のうえに
残しておいたはずの足形も ....
 
 
(dear L,)
 
 
西窓から
こがね色の蜂蜜があふれ
あけわたされた廊下を
遊び風が濯ぐ
木目の数だけ鈍くきしむ床に
罅割れた指を這わせて
(鳴いている?)
や ....
北大路京介さんの紅月さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
落日- 紅月自由詩612-4-26
白雨- 紅月自由詩7+12-4-16

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