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雨に濡れた意志手紙 

 親愛なる人

  雨が糸の様に降り続いています
  止められない想いがあるかの様に 燃えています 
  生まれてきた意図を紡ぐ様に 太い一本道を歩いて
  私と ....
カフェインが脳にまともに染みて
それだけではないが

寝付けなかった 昨夜

納得に届かない言葉選びに配置に 編み方組み方 捻りの甘い絞り過ぎた
自己嫌悪の煙とカフェインが油と水にならず  ....
女は髪が長いのが好みさ
古風なんて問答無用
理由なんて天に預けている
触覚は長けている 有利冥利

 鎧髪

鎖骨程の肉づき 皮膚から香るものは 人情と情愛
女騎の姿は風景に去る 余韻 ....
解る人には解る
本当にそれでいいの

語と心との一致に合掌し魂をさする 流離わずにとどまり 踏ん張る
揺るぎないものを沿革と共に 出る芽に頼らず 誰にも

直球に食らう 自身と 

  ....
竹に数箇所 指を塞ぐ穴を開けた 息吹けば音が涼しげに貫ける
誰かが奏でて 私の心の穴を塞ぐ

竹の佇む容姿に囲まれ 包まれ そのなめらかさに 凭れる
誰かの軸と共有する 土の香りと爽やかな湿度 ....
ホットコーヒーの世話になる 九月の仕切りに
何度目かの酷暑は人間のせい 異常気象は台風の目の中のように覆っている
それでも どうにか 保つしかないんだ

ごめんね 極寒の氷
人間様で ごめん ....
心の在り処に明るみを灯す 儚い吐息にも消されず 風の神にも胸を張り
共に灯して明るみを眩しがらず ただ 上を向いて歩いてゆこう

計算された楕円の軌道は 生きていることを存分に噛み締める為に
 ....
拳が長い髪を弾きながら 進んで進んで 睨みつけている
憎しみを含む 堕ちる感情は 私には必要ない

どうにもウェルカムなこの世界は ごった煮と灼熱と情熱を
違えながら 吐き散らかす 弁えること ....
秋霖はまだか 雨が降っている
雨の日は頭痛がする 灰色のお外に灰色の道路 カラフルな車
薬は嫌いだから 雨を見守っている

しとしと降りてくる 埃を立てずに 静謐な重みを降ろしながら

感 ....
イメージを擱き 元の次元に身を置き
現実の嗜みを施すことにする

 「タイトル不在」

久しぶり娑婆に出たような暑さも無事に蒸発し
秋語を植え ダイナミックに開花を話し出す

初めての ....
どうでもいい出来事に 一日経過しても怒りは静まらない
しらけた怒りではなく シリアスなんだ何時だって

 アタシは直立不動な精神性を持っている 腹の複式呼吸の部分に

新聞の勧誘のアタシを人 ....
力なんて抜いて 瞳なんか閉じて 足音なんか響かせず
滑走路という幻の残像を束ね括り 放棄な姿勢 気だるい

 アバンギャルド メタリックな瞼の上の影り
 人工の色彩からの迷彩に砕け澱む 吐いた ....
百群に染め上げた 鏡と鏡を向かい合わせた光

越える越える 越えてゆく 憧憬をさらけ出して 翼を足首に着け

同極に引き裂かれるように浮いてゆく 越える越える 越えてゆく

 憧れ惚れ愛で ....
時間にもっと刻みの効いた名前をつけて
70年代後半から80年代の 何に首を傾げていたか 縦に振っていたか
想いに遡る

涼しい風が かつての秋の風と同じなのか 知りたい
躊躇いや忌憚のない  ....
 豊かさの椅子 個個に在り 素材は問わない色も装飾も機能性も
 豊かさのページを開く腕に 親切に呼吸を整えてくれる 背もたれの温もり

 瞳を閉じたくなるような 肌と風との相性は豊かさの ....
私のムートンブーツ ミント色の

三日悩んでいるうちに 完売だなんて

完全甘かったわ

寝込んでしまいそうなくらいの トホホな溜息

爺や! 爺や!姫子のミント色のムートンブーツ な ....
気分ではない 体の疲れが此処に響く 気分ではない

怠けて課題を溜めるという頑固な菌が まだ繁殖してくる 雨の日だからか

気分ではない であれば 脇役か裏方か台本を一章くらい破くか してみる ....
真に受け取るのは 生真面目な粋な魅力 アンタは

 傷つかない

されど 馬鹿にされたような余韻が眠りを妨げる 怒りで眠れないのは

 極悪に厄介 祓いまで若すぎて年輪を待って ....
色褪せたカーテンを捲ると ベランダに小粒な

カーネーション一鉢

猛暑の今も咲かせてしまって申し訳なさに少し喉が渇く

三ヶ月前 ノルマで給料引きされた縁の一鉢

カーネーション
 ....
仕事から帰宅したら タイマーでひんやりしているリビングに赴く
猫たちが 御主人様おかえりなさいなどと云わず
御飯くれ御飯!御飯!と絶対に云っている

暑くて疲れています

UVのパーカーを ....
涼みを乞う 安寧の片隅に松明の炎 温まってゆく脳内温度
この時代を綿密に計算を弾き出し 宿い 瞳を開けた

何気なく途方も暮れず 穏やかな天性は決意を極めることもなく
どんな川にも流れ方向を拝 ....
二十歳 西海岸から颯爽と流れ風に沿い 風に乗る
恋愛体質の欠片のない二十歳 BGMを探しながら ドライブする

私は明るみの黄色いドライバー 州を跨いで時差を呑み込み
異文化が宇宙へ飛び出す前 ....
真昼傾き 首も傾き
燃え上がる厚かましい温度 脳の涼みが分泌されない

真昼空にカモフラージュされて泳ぐ満月
昨夜はフラスコの中の液体を気体を 雇ってもいない錬金術師が
徐に首傾げ こっちを ....
錬金術者が月面裏に潜んでいるのが 映っている
巧みに調合をさせた 得体の想像に皺の夜 眉間
悩み試案の中のフラスコと月中枢 
媚薬を小指で混ぜる 雲は実験からの煙 燻らすうてな

一番深いク ....
小学校の新学期のような香り 
ニスの塗っていない木晒しのカウンター 両サイドに詩人

木漏れ日は蝉の亡霊と小春日和 ぬくぬくと光は木霊する

カウンターに座り 両サイドに詩人 語りを始める
 ....
きっと思い浮かぶ光景も景色も 今は繰り返すだけで
背景はいつも同じ中に 似たりよったり 歌っている

今は緩めの目尻を撫でながら また繰り返しを刻む いつもの事

お水にカボスを絞って透明同 ....
低い低い太鼓の音が燦と祈り 鳴り罅いる響き
受け取らずにはいられない 貴殿の懐からの暖かな心

遍くこの風に 草を石で磨り潰した色味が 包む 私の懐を
颯爽と澄むこの神無月の空の下に 惹かれる ....
  頭と心と後ろの者 散乱の言葉になれない象徴まで掘り下げることの
困難なダイヤモンドダストが滞ることなく 手を伸ばし 溢れている

  ただそれだけのこと 生きを背中から知らせ 前へ倣う最前列 ....
   未熟な目線を どうか伏せずに見つめて下さい

瑠璃濃く刻々と 裏返る程の直線の広がり 尚煙立つ 
天分を受け取るかの如くの手のひらの菊の華

しゃくしゃくとその精華 馨しく立つ

 ....
清秋の流れ星が 陽だまりの弧を縁取り
初夜の刻

この色をもって橙に染める
現状の円らな出来事を 仕分ける
曼珠沙華のセカンドカラーに清めを求める

些細に複雑な絡みをそのまま 溶かして ....
北大路京介さんの朝焼彩茜色さんおすすめリスト(350)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雨に濡れた意志手紙- 朝焼彩茜 ...自由詩4*13-9-3
イメージハイ- 朝焼彩茜 ...自由詩4*13-9-3
鎧髪と鬣- 朝焼彩茜 ...自由詩6*13-9-2
解る人には解る寂しさ- 朝焼彩茜 ...自由詩10*13-9-2
雅楽- 朝焼彩茜 ...自由詩8*13-9-1
秋への祈り_示し達へ- 朝焼彩茜 ...自由詩5*13-8-31
楕円軌道エナジー- 朝焼彩茜 ...自由詩7*13-8-31
ウェルカムなこの星_- 朝焼彩茜 ...自由詩3*13-8-30
秋霖を身篭る- 朝焼彩茜 ...自由詩6*13-8-30
ある日のデータ- 朝焼彩茜 ...自由詩513-8-29
粗末な怒り- 朝焼彩茜 ...自由詩6*13-8-29
メタリックに溶けた_しらけた怒り- 朝焼彩茜 ...自由詩313-8-28
百群の空- 朝焼彩茜 ...自由詩4*13-8-27
別人から別人- 朝焼彩茜 ...自由詩5*13-8-27
豊かさの椅子Ⅱ- 朝焼彩茜 ...自由詩6*13-8-26
爺やと姫子のミント色- 朝焼彩茜 ...自由詩9*13-8-26
気分ではない+- 朝焼彩茜 ...自由詩7*13-8-25
生真面目なアンタ- 朝焼彩茜 ...自由詩9*13-8-23
一鉢のカーネーション- 朝焼彩茜 ...自由詩613-8-23
素朴の素描- 朝焼彩茜 ...自由詩19*13-8-22
涼みを乞う- 朝焼彩茜 ...自由詩6*13-8-21
ルート二十歳の始まり- 朝焼彩茜 ...自由詩6*13-8-20
錬金術一線を吊る- 朝焼彩茜 ...自由詩8*13-8-20
錬金術一線を掘る- 朝焼彩茜 ...自由詩613-8-19
両サイドに詩人- 朝焼彩茜 ...自由詩7*13-8-19
朝焼の窓の休館日- 朝焼彩茜 ...自由詩713-8-17
神無月の草風- 朝焼彩茜 ...自由詩7*13-8-16
片目の露骨- 朝焼彩茜 ...自由詩8*13-8-15
後夜刻の追願- 朝焼彩茜 ...自由詩5*13-8-14
初夜刻の祈り- 朝焼彩茜 ...自由詩4*13-8-14

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