すべてのおすすめ
からっ と あけた空 をみあげて
せんたくきから取り出した バスタオル をひろげると
ふわっ と 水 のかおりが 舞う

少し広いベランダは ひとり では もてあましてしまう
ので せんたく ....
軽く結ぶ靴紐と同じ今日の意味握り締めたくて離してしまう

ベランダのまだ乾かないシャツの袖つまんで頷くその顎の先

三両の電車に揺られあくびする瞬間のあなた私のものかも

玄関をそっと開け ....
靴をはくくらい自然に恋ができたら良いのに、と思う。
たとえば右と左を間違えた、と言い訳ができる。
きのう雨で濡れてたんだって思いだせる。
今日は見栄を張りたいと自覚できる。

もう少し大人び ....
髪なびく風通り抜けるTシャツの袖つまんだら恋走り出す

真っ白なシーツに夜を預けたら眩しい光に「おはようございます」

「おはよう」とまだ寝てる声で返事する眼をこする手すぐわたしに触れて

 ....
二時間後待ち合わせをした駅に居る君の背中を想って黙る

甘茶色耳にかかるべき髪の毛を指で遊ばせ五分の間を埋め

梅雨前の最後の晴れに出かけよう三浦海岸二人乗りの午後

まっすぐに続く空とい ....
なんてことはないんだ。

今朝、母は雪を見ながら(正確には彼女にしか見えていない雪だ)卵焼きを作った。
キッチンに立つ母を見るのは久しぶりだけれどやはり、しっくり、とくる。
料理をするために洋 ....
北大路京介さんの吉原 麻さんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
せいいっぱい_のびる- 吉原 麻自由詩608-7-21
花瓶の薔薇、玄関の靴、居間の窓、風埃水、明日の自分- 吉原 麻短歌308-4-27
つたう- 吉原 麻自由詩807-7-1
なつのゆめ、だいて、はしって、○○○○○!- 吉原 麻短歌305-7-24
並ぶ、風と、流れる- 吉原 麻短歌705-6-10
かすみそうを送る- 吉原 麻自由詩11*05-6-1

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する