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朝刊から目を離さずに
気の無い空返事
それは。あなたの得意技

わたしが何を考えていようとも
お構いなし

空気のような存在

親しすぎる関係の果てに待ち受けるのは
そんな空虚さだ ....
炎は燃えてはいるものの
心底では完全に冷めていた
自分にとっての熱とは何なのか
光とはどういうものなのか
疑問とともに不安が吹き上げ
自分を見失ってしまったのだ
炎はゆらめいている自分の姿 ....
狂っているのは私なの?
貴方を奪っていくものが 正しいはずなんてない

敬礼したその腕は壊すためじゃなく
私を護るためにあるのだ と 言ったくせに

それなら一緒に逃げてくれれ ....
刀折れ矢が尽きても
倒れられないことがある
身は魂魄に成り果てても
走り続けなければならないことがある
愚かなことよと罵られても

信じるということは疑わないということだ
たとえばそれ ....
いつもの公園を
いつもの様に通り抜ける
春のやさしい風が
耳元を摺り抜け
急ぐ足を止めた
      
宙を舞う花びらが
諦めかけた夢
明日への希望
冷めかけた愛
失くした情熱
 ....
駅弁だ!
駅弁を買っているんだ!
恋に敗れた俺は今、駅弁を買っているんだ
一つの恋という列車が終点に着いて、俺はこれから
新たな恋へ乗り継ぎする
その前に駅弁を買っているんだ!
駅弁を食っ ....
ねえ 私
2歳半でお姉さんになったんだ
何も出来ないくせにおかしいね
私なんにも変わってないのにね
飢えて乾いた私
トゲトゲ虫
痛いんじゃない
ただただ悲しかった
泣いたなら ....
楽しいのか

いま

楽しい

いま

楽しいとき

うん

楽しい

楽しいよ!

と言って楽しがる
ような楽しさがふと晩ご飯の後なんかにあって
またはそれは昼ご ....
明星が
響いて
眉間から
無邪気さだけが
踊りだす


畦道から
蓮華の色彩だけを
怯えながら
手折るように
ことばを
間引くと
やっと

 ....
保育園の窓の外では
世界童話全集が産卵をしています
孵化したばかりの童話は
粘液で汚れしかも鋭い牙があるので
先生たちがきれいに拭いて
牙を一本一本抜いていくのです
暴れて困るものはダンボ ....
水の光
白い火 白い火
水の上の火
白い光
(火の水 火の水)



生まれたままの姿の子
二重の光の波だけを着て
水たまりのそばにひとり立ち
ゆらめく自身を見つめな ....
  


春 山を見つめる
西の国から旅して来た
黄色い流れが 静かにたゆたい
ゆっくりと全てを覆い隠す

優しさだけを探して
ほかの事には目を瞑り
握りあった手と手を伝わる温もり ....
移動後にセッション5
6枚の写真に残された
さ迷えるフレーヴァー7

経験の為の円軌道
その上にいるうちは
誰かの左足の動き以外は
何も捉らえたりできない

揺らぎの合い鍵に
例の ....
夜はぴちょん。
月はぬくぬく眠りこけ、
ぽっかりお口を大きく開けて、
しずくを垂らして、
ぴっちょんぴっ。

月のしずくはほろほろほろろ、
夜をすべって、 ....
胸を開け
空を飛び
口をあけ
飯を食う

貴方を失う
山は連なり
思いは残り
心は切ない

靴音が哀愁を
君は振り返り
一層苦しめた
愛に渇望した
あたしはピエロなの
皆の前では
さも楽しそうに踊って

ルンタ,ルンタ

嘘の仮面を被って
今日も踊ります

ルンタ,ルンタ


明日はあなたのもとへ、
ピエロは休業
足取り軽く、

ルンタ,ルンタ ....
いつもは慌しく駆け抜ける公園
休みの日にゆっくりと歩く

入り口にはこぼれそうなほど花を咲かせたこぶし
差し出されるように花の重みで枝が下がってる
高いこずえで天を向く花よりも
 ....
誰かのやり方 自分のやり方
異なっていていい 同じになってもいい
さあ、どうしたいの?
誰かがやっているからといって
やめる必要はない。
誰もやっていないからといって
やめる必要はない。
 ....
じいちゃんがさつまいもをくれた
出掛け先のスーパーから買ってきたらしい
袋にゴソッと入っているそれは
確かな温もりがあって
半分に割ってみたら
ホクホクのアツアツが
つまっていた
 
 ....
ふつり
途絶えた足跡に
塩を撒いて
皮肉
嘲笑う
 
 
(証明なんて)
 
(出来る筈も、なく)
 
 
消えてしまえば
良いよ
 
それで良いなら
良いよ
 
 ....
海を目指した割り箸は
川の途中で石にひっかかった
体を縦にしても横にしても
前に進まなかった
石を超えられるほどの水かさもなく
ただその場に押さえつけられた
自分が目指したのは
こんな壁 ....
紫煙のゆらぐ、香りの残響

異国の音色のたたずまい

赤と金をまといし霧の楼閣

ゆらりとまわるガラス化粧




ほとりに見える発光に

キミの越えた山々をおもう ....
なげつけて
ながして
つぶやいて
つたえて
ささやいて
はきすてて
ないて
どなって
たたきつけて
ないて
つたわらない


こみあげて
かざして
みせて
どれだけを
 ....
親を馬鹿にするのはよくない
親は子供の育て方を知らないのだ
成長の段階で子供のようにぐれるのだ
上からの目線で子供を見るようになるのだ
子供にはわかっている
例え間違っていても「親」 ....
だからせめて 自分だけは読んであげよう

自虐もお道化もせずに 目を細めて

誰にも知らせず、誰にも知られず 書いた詩は

日々積み重なる人々の詩によって埋もれてしまう

だからせめて ....
夕暮れ誰かの輪回しが
カラカラカラと泣いていた
知らない少女の影法師
カラカラカラと泣いていた
だあれもいない街の角
人恋しいと泣いていた

街の広場の古井戸が
カラカラカラと泣いてい ....
また忘れそうになる

朝のほんのわずかな時間だけ、星が猛スピードで動く

いつ死んでしまってもおかしくない

でも、いま死んでもいいと思える朝方の奇跡が起こる

落っこちるのならこちら ....
月の明かりが猛獣の目のように
この街を怪しく照らすよる
一台のバイクが唸りをあげて
幹線道路を駆け抜けていく

正義も悪も無いというなら
戦う事に意味はあるのか
考えるほどに ....
今日の日の出の時間は五時二十七分
これから毎日一分毎に日の出の時間が早まって一月後には日の出の時間が五時になる。それでも一番早起きのお日さまは四時二十五分、それより早起きする事は無い。一般的に昼 ....
君は、恋人なくて
君は、友達なくて
君は、親兄弟なくて
君の中には、誰もいなくて
僕は、そんな君に憧れた

君は、恋心なくて
君は、友情なくて
君は、家族愛なくて
君の中には、なんの ....
北大路京介さんの自由詩おすすめリスト(16331)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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拒絶- 山中 烏 ...自由詩107-4-2
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どこまで- 水町綜助自由詩14*07-4-2
- 李恵自由詩307-4-2
【だからせめて】- つむじま ...自由詩4*07-4-2
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エイプリルフールの真実- 猫のひた ...自由詩507-4-2
傷だらけのヒーロー- 1486 106自由詩6*07-4-2
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