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つくしの帽子は何色帽子
何を夢見て冬に編む
きのこの襟巻き何ガラ襟巻き
何処に繋がるその首の先
木の芽 木の又 何の殻
硬い木の皮なぜ避ける
今日は日差しの射すがまま
明日は春が来るかし ....
雨上がりの少しだけ雲のある空に
小鳥が二羽飛んで行きました
近くの電線にすいっと止まると
あっという間にまた、すいっと飛んで
ぴぴ、ちちぴ と鳴きました
空は青くとても澄み渡っています
私 ....
この街が寒いから手紙をだすよ
風邪なんてひいてないかい
ここは少しだけ寂しいよ
早く春が来ればいいのにね
そっちはどうだい
上手くやってるかい
僕は何だかこんな感じさ
うまくは無いよ ....
心の中で呟いてみる
それは音にならない
透明な言葉
だのに君は振り向いて
どうしたのと聞いた
僕は嬉しくってさ
何でもないって言いながら
笑っちゃったんだよ
どうしたの
何でもない
たったそれ ....
愛してるも
好きも嫌いも無い
僕には君しか居ない
そうして
僕には君が必要なのだから
愛してるかと聞かれたら
僕はこう言うのだろう
愛しているとは言えない
だけれど ....
隣を歩いていた君の右手が
隣を歩いていた僕の左手と
ごっつんこしたから
僕らはそのままなんとなく
手を繋いで歩いた
映画を見ていた君の手が
映画を見ていた僕の手と
ごっつんこしたから ....
昔は全ての言葉を追いかけていた
だのに僕と来たら
一つの言葉すらまともに喋れない
昔は全ての思いを伝えられると思っていた
だのに僕と来たら
一つの思いすらまともに伝えられない
そう ....
そうさ
僕らは迷いすぎたんだ
取っ手の無い扉は
押せば簡単に
開くかも知れないじゃないか。
うーん好きなんだけどなぁ君の事
どうしてそんな風になるんだろう
もしかして
いやそんな事はないか
うぅんなんだかなぁ
上手くないよねぇ
どうしたもんかなあ
ねえ
あ
いや
なんかね ....
君の心の中はとても青く深い海だから
僕は小さな潜水艦に乗って行こう
潜って初めて知ったよ
静かに見える海の中は
本当はとても様々で
速い流れも遅い流れもあるって事
だけれども大丈夫 ....
うち雨の日好っきゃねん
なんでなんでなん
だってな傘忘れたらおんなじ傘でくっつけるやん
あほな事ゆうてやんと傘持ってきなさい
ちぇっいけずやわぁ
すっきゃからええねん
....
雨にかすんだ街を見ながら
少し寂しくなったので
あなたの言葉を思い出しました。
水溜りの中に
小さな小さな雨色の町があって
その町では
どんな事でも虹色に綺麗なんだ
あなたはどん ....
タバコを買いに玄関を開けると
雨蛙が雨宿りをしていた
物珍しいので
横にしゃがみこんで
雨あめ降れふれを歯笛で吹いた
ケリリッと一声鳴いて
雨蛙はぴょんこぴょんこと
行ってしまっ ....