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ひとつの 荒野のおわりに
名前もしらない 月の花が
ほそながい 清潔な
首を さしだしていた
火を消して ねむった
家に入ろうとして
スネを打って ころんだ
敷居が 育っていたことに
気がつかなかった 女房のあたまにも
ツノが生えている
荒野で おとこが
口笛 吹いている
うしなうものさえ
ないもない と
知ってしまった 旋律を
解体の旅は 夕焼けの
つきあたりに 羽をちらした
母系の方言は やぶれた
途方にくれて さいごの
勇気を まさぐっている
野原で 寝ころんでいたら
しろがねの雲 おりてきて
金無垢の馭者が 手を差しだした
ありがとう でも
まだ いいや
*関連作品
召天の話→http://po-m.com/forum ....
せかいを 吸いつくそうと
夏の日を 謳歌した
わたしが いっぴき
百科事典の ページのあいだで
つぶれて 死んでいた
めざめるには あまりにながく
ねむっている おとこの
みみもとで しんみりと
おんなが うたっている
うしなわれた ことばで
せかいの おわりに
きみとだけは いっしょに
いたくないと いわれたら
がんばって
せかいを すくう
詩とは何か。その問いに答えられない。何十年もやっているのに、わからんのだから仕方がない。その問い自体が、名づけられない詩のようなものだ。じっさい詩は問いであると述べた詩人がいる。たしかに、そのような ....
まがいものは 百年もたぬ
詩語は 意味をはこばない
わたしらは 修羅であるから
もとめあいながらも ついに
手を むすばない
ぼくらは たがいに
記号に すぎないと
了解しあった あの場所で
待っています なんどでも
そこから はじめましょう
誓いの しるしは
むすばれた
手でなく たがいを
うちつらぬいた
星のきずあと
及川三貴さんのみつべえさんおすすめリスト
(12)
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日付
そろもん(テントの話)
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みつべえ
自由詩
6
07-8-10
そろもん(異常気象の話)
-
みつべえ
自由詩
4
07-3-30
そろもん(ウエスタンの話)
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みつべえ
自由詩
8
07-3-13
そろもん(蹉跌の話)
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みつべえ
自由詩
1
07-3-10
そろもん(お迎えの話)
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みつべえ
自由詩
2
07-3-8
そろもん(いい天気なので本の虫干しをしたときの話)
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みつべえ
自由詩
15
07-2-27
そろもん(ワンシーンの話)
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みつべえ
自由詩
8
07-2-18
そろもん(ヒロイズムの話)
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みつべえ
自由詩
18
07-2-17
●そろもん第四の栞
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みつべえ
散文(批評 ...
10
07-2-14
そろもん(単独者の話)_
-
みつべえ
自由詩
6
07-2-10
そろもん(スタートポイントの話)
-
みつべえ
自由詩
10
07-2-4
そろもん(盟約の話)
-
みつべえ
自由詩
6
06-4-15
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