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季節の坂をのぼる
胸には美しく包装した
空き箱を抱き
歩幅のぶんだけ
地平はさがり

わずかに高まる
あなたの心音を想い
わたしは勾配の不安に
つまさきで触れる

春色はとうに
 ....
かたくなな心を
あたたかい雨が叩く
旋律は燃える
今は遠い父の膝で
聞いていた
赤い新宿の歌

手を打つ
男らの丸い肩
裸電球の下で
揺れていた
私と湿った座敷と

歌ってい ....
石瀬琳々さんの阿川守基さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
そら似(ver.2)- 阿川守基自由詩3+08-3-15
新宿の歌- 阿川守基自由詩408-3-10

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