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そんな曖昧な炭酸水なんかいらない

と あの時は一蹴しましたが
今ならその曖昧さも受け入れられます

大人になった
といえば聞こえはいいですが
ただ こころの中に
白黒つけられない
 ....
空と海の青は
ときどき入れ替わっているのですよ
見下ろすのに疲れたときや
見上げるのに飽きたときに

日が落ちて
水平線がなくなったら
つるん
空の青は滑り台を滑るような
楽しさと一 ....
満ち足りた水盆から
たっぷりと
手のひらのうつわに水を汲み
満足しても つかの間
した した と
水は指のすき間から逃げてゆく

目の前を行き過ぎる
季節もまた
水盆から汲み上げた水 ....
どこまでも続くかのような
朱に覆われた道を歩み進むうち
母の胎内から生まれいずるような
新しく生まれ直せるような
そんな心持ちになりましたが

かあさん

一度 生まれたわたし は
 ....
誰かが言った
「世界は蜜でみたされる」

私は夢見た
「世界がレモン水に沈んでる」

世界は今
一体何で満たされているの?

私は蜜より レモン水の方がいい
満たされるよりも
沈 ....
鞍馬に行ったときに
欲しくてしかたなかった狐面を買った
祭では私の後頭部から祭を見ていた

私が見ているものの
後ろにあるものを見ていた狐面
私の後ろにいる人に
話しかけていた狐面
頭 ....
夜の底から空に瞬く星を見ている。
悠久の輝きを、肌で感じた気がした。

僕の足元には暗闇しかないから、
僕は決して下をむかない。
僕の中の小さな光が、
飲み込まれてしまいそうだから。

 ....
春がゆく
春が ゆく

毎年 逃げ出したくなりますので
束縛の呪文を繰り返し 繰り返し
残りわずかの平衡感覚で
危うい足元を耐えています

一点の迷いもなく
無邪気にあふれる光が ....
石瀬琳々さんの明楽さんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
微炭酸- 明楽自由詩508-9-17
ひみつの話- 明楽自由詩408-9-16
流行- 明楽自由詩408-8-2
千本鳥居- 明楽自由詩407-12-20
世界を満たすもの- 明楽自由詩707-9-13
狐面- 明楽自由詩107-9-5
夜の底から- 明楽自由詩207-8-13
春陰- 明楽自由詩407-3-31

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