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触れたところから崩れていく
もろいビスケットの空
投げた言葉も跳ね返らない
石畳を、転がるように

冬を塗りつぶしながら
配達夫が窓をこじあけていく
のびあがっては、きりきりに締め上げる ....
シナモンの手触りが残っている

真夜中の台所に
左心房のリズムに
プラッチックのまな板に
なだらかな丘に
オレンジの粒に
困惑の首筋に
濡れた芝生に

冷たくひかる、月のおちる ....
石瀬琳々さんのしゅうさんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
車輪のさき- しゅう自由詩707-2-20
2/15- しゅう未詩・独白107-2-16

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