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生徒にアイドルになったことを
伝えてもらえたのは、巡り合わせによる
一つの幸運。
おかげで僕らは何度も
ライブ会場に足を運んだ。

一緒に歩く生徒には何でも好きなものを
食べさせて、僕は　.... 摂氏零度。麓の畑のビニールハウス。
その脇に放置された時代物のセダン。
「使い古しでも、役に立つことを証明せよ。」
すべてが命ぜられるがまま。
俺らは車体を、割れた窓まで銀色文字に塗りかえ、
　.... 　真夏の夜だ。
蛙の鳴声。その、むせ返るような自由さ。或いは、
青春の悪徳を手に―体育倉庫から盗んだバレーボールを片手に、
的外れなコートの上に、田んぼの中にぼくらは突っ立っていた。
「試合よ　.... 街は、宣伝する車の謳い文句と、気にも止めない通行人を生贄にして
せり上がる暑さよりも、乾いた空虚さを従えていたので
僕等は、長い橋の上からきらめく水面を眺めている。
そこにありもしない目印を探し　.... 養豚場から柵を跳び越え豚が逃げ出した。
ラジオを首からぶら下げて。
　田んぼの稲は真っ青。そこを豚は一直線に突っ切って
町の市場へと向かう。ラジオは大音量で、
「豚肉が高騰中！」と報じている。　....

大村　浩一さんのプテラノドンさんおすすめリスト（5）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
[:fortune	- プテラノ ...	自由詩	1	20-4-14
[:slow_up	- プテラノ ...	自由詩	1	20-2-13
ホースで水をかけてくれ	- プテラノ ...	自由詩	3*	08-2-17
訪れない、その手前で	- プテラノ ...	自由詩	11*	05-7-20
ブタラジオ	- プテラノ ...	自由詩	5*	05-6-26

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