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金魚の尻尾を
一匹ずつ
親指と人差し指とで
摘まんで
西の空へかざして
流れる空に赤を重ね見た

どうでもいいような思い出が
西の空へ吸い込まれ行く金魚の
開いたり閉じたり
開いた ....
たろうを眺めるたびに
こそばゆくなる
こそばゆい
こそばゆい
こそばゆい

くうらんの何にも入っていないあそこから
押し寄せる
大群
真っ赤な

のわたし

たろうを眺める ....
雨おじさんが、
今日もたくさん教室の窓に張り付いて、
にやにや にやにや
わたし達を見ては、
弾けたり潰れたり消えていったり

雨おじさんが、
窓にたくさんたくさんの雨おじさんが、
 ....
大村 浩一さんの容子さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
赤_(に)- 容子自由詩405-10-23
赤_(いち)- 容子自由詩804-12-30
梅雨の教室- 容子自由詩404-7-21

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