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前兆を後から気づいて何になる湯船にプカプカ遺体浮かんだ

酔いどれて歩いたらしい電車道轢かれた人が妻の叔母とは

叔母さんの一人暮らしの家整理郵便受けには不幸の手紙

俺の嫁従兄弟自ら命絶 ....
柿の木には柿の実がなる
栗の木には栗の実が
畑には麦や蕎麦が
田んぼには稲が米を実らした

貧困を絵にしたような暮らしの家は
藁葺きの古くて粗末な佇まい
それでも庭はそれなりにあった
 ....
河原に散らばった流木を広い集めた
干からびたそれに火を付けた

それは少年の日ノ一人遊び

あんたはなんにでも
本気になれないんだよね
いつも冷たくて覚めているんだよ

あんたの考え ....
人生にもゴミ箱が必要だ
私が自ら落とした塵と
人が落としていった塵とがたまってしまうからだ

眼に止まっても直ぐには拾えないが
いつまでも放置しておけない

その内拾い集めてゴミ箱へ
 ....
暗いと不平を言うばかりの人がいる
それを聞くにたえられずに
手探りで明かりをつけた人の目は
視力を失っていた

眩しい光は嫌いだ
たえられない
と言って
暗い部屋に籠る人

その心 ....
生まれて今日まで
濃厚なキスさせて貰った記憶ない

どうせさせて頂けるなら濃厚がいいからさ

でも
キスって、させて貰うんじゃなくて
奪い取るもんなのかな

俺って軟弱な意思の
意 ....
冷たい眼と
温かい眼の温度差ってどのくらい

それを計る温度計があるとしたら
見る人と見られる人の
見えないところに隠されている筈だから

体温計みたいにピピって鳴って
引き抜いて確か ....
生きている道
生きていく道

途中踏み切りにぶつかる事は何度もあった
無情に遮断機がおりているときは
じりじりと待たなければならず
運よく遮断機が上がっていても
慎重に渡る必要があった
 ....
大村 浩一さんのこたきひろしさんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
暇潰し- こたきひ ...短歌320-11-29
無花果の木に無花果の実がなる頃に- こたきひ ...自由詩1320-11-22
燃えてたぎれない- こたきひ ...自由詩320-7-30
人生のゴミ箱- こたきひ ...自由詩520-4-5
暗いと不平を言うばかりの人- こたきひ ...自由詩320-3-27
濃厚な口吸い- こたきひ ...自由詩4+20-3-20
鎖国- こたきひ ...自由詩220-3-20
踏み切りの前で- こたきひ ...自由詩820-3-14

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