好きで好きでどうしようもない詩がある。教科書で偶然その詩を見つけた、詩のことなど何も分からない当時十二歳の少年を一発で虜にするような詩だ。中学校の国語の教科書に載るような詩だから、当然 難解な詩句など .... 現代詩フォーラムで自分が好きなのは、ゲストブックのごあいさつの部分。はじめの一歩だね。

入会するには、いろんな儀式がある。まず、ハンドルネームを決めなくちゃいけない。本名でやってくかっていわれる ....
昨日チャットしながら書けない理由について考えていた。書けない理由は明白だ。書くと誰かを傷つける気がして怖くて、それで書けないんである。しかし何を書いても誰かを傷つける恐れは常にあり、単なる冗談書いても .... あたしが、こうやってうだうだと、
まとまってもいない意見を手軽に公表できるのは、インターネットのおかげなんですね。

で、あたし、ちょっと前まで、インターネットの中にいて、
中ってのは、インタ ....
あさがくる。
わたしはかがんだ姿勢で、静かに息をのむ。

空からおとされた、その夢から覚めきらず、
湖の底から、
裂けた形をした空を見上げる。
藻にからまり、
わたしは力なく、湖面をあお ....
 勢いこんで始めてしまった「近代詩再読」シリーズ。前回は長い詩暦を誇る草野心平をとり上げたが、今回はいきなり立原道造である。草野心平は八十過ぎまで生きていた人だが、立原道造はわずか二十四歳で亡くなって .... {ルビ故郷=ふるさと}に近づく列車
向かいに座った女性は
首のすわりかけた赤子を
前向きに抱えていた

一瞬、驚いたあと
すぐにうつむく仕草は
内腿の{ルビ痣=あざ}を
男子生徒にから ....
今宵も匠は
あざやかな手つきで
ガラス球をつるり
音もなく水槽に沈める
  瑞々しい、青とグレイと白の珠

覗き込むたび
妖しく映ろう彩雲は
硬く閉じ込められていて
届きそうで、届か ....
昔は、どうして俺はこんなに不幸なんだろう?といつも思っていた。
すべてが思い通りにいかない世界が憎くてたまらなかった。

今は、そうでもない。思うに俺はこの世界というものを知らなすぎたのだ。
 ....
(冒頭に云って置きますが、この文章を不快におもう人は正常です。なぜならこれから書く事は、ある人達にとってははっきり云って誹謗中傷と取られることを覚悟しているからです。ただし、勿論、特定の個人に向けて書 ....  羽をたたんで天使が降り立った

 悩み事 弱音を語っても

 天使はニコニコしている

 なんだか悩むのもバカらしくなった

 いずれすべての人は一つになる

 まばゆい光に ....
詩と技術ということを常に考えています。
というのは、私は詩を書くとき、技術的なことはぼんやりとしか考えていないから。
ぽっと浮かんだものを何も考えないで(言葉で表せるようなことは考えてない)書いて ....
農家の母屋を改造した学生下宿が
家賃一万円の住処だった
わたしは床の間のある客間の六畳
一二畳の居間には親友が
離れの六畳には先輩が
隣の六畳と四畳半には後輩が
それぞれ巣くっていた

 ....
***** 妻へ

ねぇきみ
文金高島田と南京玉すだれは語呂は似てるけど
全然ちがうんだ
お色直しで再登場する新婦が
「さては なんきんたますだれっ!」
ってやったら会場は大騒ぎになるは ....
 
私はとても小さいので
海を見れば
海でいっぱいになってしまう


私はとても小さいので
空を見れば
空でいっぱいになってしまう


私はとても小さいので
風を匂えば
風で ....
*私の読んだ「ハルキ文庫」は三部構成になっている。
?頭脳の塔
?航海日誌
?草書で書かれた、川
*これらは直接詩集タイトルではない。

◎印象

「現代詩」という先入観を破ってくれた ....
 おはよう。昨夜はよく眠れたかい? 夢の中で、変なものに追いかけられて、脅えて目を覚まして、朝食を食べながら、その夢がもしかしたら詩に使えるかもなんて、君は思っているかもしれない。
 それとも、こん ....
僕に露天風呂の中で本を読むという楽しみを教えてくれたのは友人Tだった。Tが言うには、夜の鞍馬温泉は人が少なくて、本を読むのにもってこいだという。僕は鞍馬温泉には行かなかったが、さまざまな旅行先で本を携 ....
Tommyさんのおすすめリスト(18)
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■批評祭参加作品■_アンファンス・フィニ- 和泉 輪散文(批評 ...1407-1-4
ハンドルネームとはじめの一歩- umineko散文(批評 ...12*06-6-11
書けない理由(mixiより転載)- 佐々宝砂散文(批評 ...9*06-6-10
よいしょ・こらしょ・どっこいしょ- 宮川三太 ...散文(批評 ...306-5-31
朝がくる- 光冨郁也自由詩15*06-5-28
近代詩再読_立原道造- 岡部淳太 ...散文(批評 ...15*06-5-21
白い紙ふうせん- 佐野権太自由詩18*06-5-18
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私はとても小さいので- 松本 涼自由詩114+*06-1-2
◎吉増剛造覚書—ハルキ文庫版「吉増剛造詩集」感想_- 石川和広散文(批評 ...6*05-11-28
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