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清さこそ、いやらしいとは思わない?若い和尚の鼻梁にみとれて




アルコール分量わざと間違えて きょう 今 あなたに{ルビ手=た}折られたくて




ガールという字面で服を ....
油染みだらけの記憶のわら半紙提出期限をとうに過ぎ去り




透明なグラスの底を目にあててきみの星座を見る白昼夢




あの夏にきみが投じた問いかけのこたえをさがす 波のまにまに ....
擦り切れたブランケットを放せない子供みたいね 君依存症


ねぇわたし、あの娘がしているマフラーが欲しいの。はやく盗ってちょうだい


陽だまりのように私をなだめてよ パールなんか ....
チューリップの茎切り落とすきみひとり満たしきれない刑罰として

明日から黄色い花のカップにはお日様だけをそそぐと決めた

春の日と呼んでみたけど私の影はきみの影よりずっと寂しい

長す ....
  暖かな雨に追われて迷い込み君と出会った六月の町


  徒に花びら数え占った恋の行方を君も知らない


  花は花やがて綻び散るものの定めの前に花鋏有り


  裏庭でか ....
大声で花粉症の話をするおとなになどなりたくなかった


雑踏でふと耳をすます。どれが僕の足音かわからなくなる。


工事の人が標識と同じ格好になった。さっき一瞬。


ゾ ....
楽しいショーの始まりだ!と言いながら僕らは産まれてきたはずだ


僕に名前が無かったころ、魂は行き先を欲してなかった


たくさんの人、たくさんの名前、溺れそうになって君の名を呼ぶ ....
半起ちの牛若丸が駅前にすべり込むのさ黒塗りのクラウン

バロックと不感症との相関をチャイナドレスで教授されたし

祈っても駄目ならでっちあげるのよ神様からの着信履歴

何度でも生まれ変 ....
倶利伽羅を越へていづこへいつかへる回転数学流転の鴨よ

芸はこれつたなけれども人のみみ転ばしめむや鴨の水掻き

神無月ひとり詠じし数寄ものの禰宜の畑に月はめぐらず

かものはし そがふるさ ....
うるせえなそれでも僕のたましいはゴムタイヤに詰めた散らし寿司なのだ

もてたくてもてるふりしてもてまくりもててもててもててもててもてて

一日に一本限りのタバコのような君のスマイルのためなら
 ....
白黒白黒 テントに籠もる咳払い 秋の夜長の神経衰弱

七並べ アルミパイプの指定席 正面に花 照れるジョーカー

「大ちゃんの絵ができました」叔母の手による油絵を喪服で抱え

安らかに ....
サンダルの散らかり過ぎた滑走路 紙ヒコーキの泳ぐ地下鉄

この街に照準のような雪が降る 国道のはて 君の空より

ダイダロス=秋の夜長にこんがらがったる作業ラインの十二指腸である

し ....
来年の人に焦がれて石のうえ とかげよとかげ 紡錘形の

神無月 缶に残った潮だまり パンツ一丁でのぼせた親父

れもんのれ せむしぐものせ けるとのけ ぱんてぃらいんをめぐるたそがれ

 ....
三分でラーメン喰って破滅してドンブリもろとも叩き割る街

朝の椅子 朝の冷たい君の耳朶 朝の冷たいコーンフレイク

初七日の間口五尺の半なまの太郎次郎のひきにくの花

ひだまりの 庭で ....
  

  放課後の静まりかえった女子トイレ金魚が一つ産み落とされる

  揺れ動く尾びれ背びれに滲む跡肢体をつたう金魚群

  奔放に泳ぎまわるや体内の水槽覗き金魚と目が合う

   ....
ピクルスさんの短歌おすすめリスト(75)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【短歌祭参加作品】_ガール- 簑田伶子短歌13*06-3-7
教科書を、閉じる- 望月 ゆ ...短歌37*06-3-6
ぬくもりがほしいの- 落合朱美短歌15*05-11-26
チューリップ刑罰- 黒田康之短歌8*05-11-11
紫陽花ヶ丘- 嘉野千尋短歌16*05-5-12
春と呼ぶにはまだ早い日- バカ男短歌9*05-3-30
誕生- バカ男短歌23*05-3-25
病にロック- 石原大介短歌23*04-5-8
鴨よ- 石原大介短歌3*04-4-18
腹の七糞- 石原大介短歌16*04-4-18
法事にて- 石原大介短歌13*03-11-15
虚飾拾遺集- 石原大介短歌303-10-24
エレファント・ストーン- 石原大介短歌3*03-10-9
だんすがすんだ- 石原大介短歌12*03-10-2
赤い月- 容子短歌1703-7-16

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