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日が暮れたあとの海岸は
月に映える波とまだ暖かい砂
泡立つ波がレースのように
波打ち際を白く飾る
肩越しに見えた打ち上げ花火 
風に乗って来た歓声と
建物から漏れる無数の明かり 
夜 .... 
顔も思い出せない人だけど
その声も聞けないけれど
もしも叶えられるなら
せめてその眠りを妨げるものから
あなたを守りたい
言葉が溢れて眠れぬ夜には
その話をただ聞いてみたい
あなたが .... 
ひとりごとを呟きながら 
誰もいない部屋に戻り 
今日会った人のことを思い 
誰かの気持ちを推し量って 
どうでもいい話を熱心に聞いて 
そんな日々を繰り返して 
グラスに浮かべた氷が .... 
