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僕の隣には
注いだばかりの炭酸水

弾ける泡の一つ一つが
小さな生き物のように騒いでいる

生まれては消え
その瞬間を精一杯に生きている姿には
最近味わったことのない爽快感 ....
砂浜で波とたわむれる
あなたを見失ってしまいそうで急いでかけよった

あなたの白をたどれば
その薄紅色の唇に広がってゆく海が見えてしまう

景色はうっすらと朱に染まろうというのに
 ....
風が言葉をさらっていった

ただ黙って
夕暮れを見送る

綺麗なものへの憧れは尽きることなく

たとえばそう
悲しみの結晶が透明であるならば
過去も無かったことにできるだろうか

 ....
Rin.さんのベンジャミンさんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「午後の炭酸水」- ベンジャ ...自由詩4*06-8-1
「どこまでも白い海」- ベンジャ ...自由詩12*06-4-22
悲しみに別れを告げるとき- ベンジャ ...自由詩12*05-10-13

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