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罪人を眺めている
誰かの腹の中のように風のない夜
迎え火が目蓋の此方
灰に包まれた心臓のよう
ゆっくりと消えて往く
ただ罪人を眺めている
正義については微塵も語らない
なにかを殺し続ける ....
しようとして したのではない
しようとしないからできること

いたるところに仕掛けた笑いの影で

逃げたのではなく逃がしたのだ
あなたはあなたを 作品の中へ

なに不自由なく澱んでいた ....
少年は秘密を閉じ込める
美しい叔母のブローチをこっそり隠すように
部屋に鍵をかけ 歩哨さながら見張っていたが
閉ざせば閉ざすほど膨らんで行く 妄想は
秘密を太らせるのにはもってこいの餌だった
 ....
刀の{ルビ柄=つか}になりたかった
      かつて

 いまは
極小ビキニでありたい

真面目な話です
    詩についての




      《ちょっとだけ:2017年 ....
若原光彦さんのただのみきやさんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
愛や情けを書けば良いそれは君らの仕事だから- ただのみ ...自由詩13*18-4-18
「――№3」に寄せて- ただのみ ...自由詩9*18-1-17
秘密- ただのみ ...自由詩7*17-12-20
ちょっとだけ- ただのみ ...自由詩12*17-10-28

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