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青空が全てを飲み込んで
見渡す限り空っぽになったような そんな日々が続いて
生まれた街を離れられずに
過ぎ去った人達の事ばかり考えている
未だそばにいる誰かの声を
自らの歌声でかき消しな ....
その花の残り香を
私は憎む
枯れて捨てられた今も尚
微かに 確かに 残るその存在を
私は憎む

その花はとても美しく
それでいて派手さの無い落ち着いた面持ちで
場の暗く重たい空気を少し ....
進むためでなく 靴を履き

学ぶためでなく 本を読み

守るためでなく 傘を差し

愛するためでなく 言葉を交わして


そうやって 逃げるために 生きてきた
私の目の前には
ま ....
とびたい
という言葉に対して
どういう思いを抱くかで
その人がどんな人物なのか
おおよそのことはわかる

そう言って
おおよそどんな人物なのか
長い付き合いを持ってしても
未 ....
言葉
声に出されることはなく
音として空気を震わせることもない
そんな言葉が積み重なって行く
届けたい誰かが
息をしているのはどこか
いくら探しても見当もつかない
空の下でくるくると踊る ....
赤い空に埋め尽くされた僕の街を
一羽の鳥が見おろして
どこまでも どこまでも 飛んで行かない

落下した鳥たちを
踏みしめて歩くその頭上で
擦り切れたフィルムをなぞるように
その光景は繰 ....
明 日 手 放 す 夜 空 に
日 々 を そ っ と 焼 く
手 を 伝 う と 失 く し
放 そ う と 思 う 望 み
す っ と 思 う 平 遠 の
夜 と 失 う 平 和 写  ....
若原光彦さんの健さんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
朝起きると嘘が生まれていた- 自由詩6*13-12-16
優しい葬列- 自由詩413-9-9
逃げるために- 自由詩313-9-4
とびたい- 自由詩2*13-8-16
どこかの誰かへ- 自由詩3*11-4-7
色のない街に行きたかった- 自由詩8*08-5-9
日々を焼く日々- 自由詩18*07-4-8

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