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あなたといると
イオン
目に見えない何かが
私を包む

それがたとえば
川沿いの散歩道
ブティック
ピアス
かたりと置いた テーブル

私の輪郭が
角張った直線が
どこか
 ....
  ぼく みつめている きみを
  きみ みつめられている ぼくに
  いつまでたってもどこまでいっても
  やまびこしない ひとみのやりとり



  言葉は 言葉じゃない
 ....
風なんか
これっぽっちも吹いちゃいねえのに
鳴るんだよ
軒下によ
無理矢理引っ掛けて傾いた
風鈴が
ちりいんちりん となあ

おれは晩飯も早々に
枕につっ伏して
煎餅布団握り締めた ....
いつまでも気付かなければ良かった
と思うことがある
熱帯夜の寝苦しさに目をふと覚ますと
わたしの知らないおとこのひとが
わたしの横で寝ていて
二つ並んだお揃いの枕と
ふたりで寝るには狭いベ ....
見えないものにばかり
簡単に縛られてしまう
疎かにしてきたものにまで
ついにはわらわれてしまう

冷たい雨が嫌い
なにものも寄せ付けないこの指を
そんなふうに痛々しげに扱うなんて
 ....
生まれる その前から
ゲームは 始まっていた
生きる そのための
やさしい 「椅子取りゲーム」

気付かぬうちに ひとつずつ
はじき出していて
気付かぬうちに 僕の手は
真っ赤に 濡れ ....
昼間の学舎から見える
土の校庭に一人の少年が鉄棒に
跳んでは回って空中で止まった
入道雲の眩しく飛んで
彼は青い空に吸い込まれて消えた

壊れたラジオの蝉の鳴く
汗に滲む目が二重に響く
 ....
......o………o……o………….o………..o…….o….
羽織る、シフォン色のカーディガンに雨
......o………o……o………….o………..o…….o….
岸壁に繋ぐロープの金具が ....
ぼくは生れた時から、
夜にまぎれる術、を、
知っているの。
多くの人たちが、
何事もなかったかの
ように、通り過ぎて
行く。夜道を、
たった一人で歩いて
行けるの。

たくさんの恋 ....
また腐りかけた吊り橋だ
いつもこうやって
たどり着く先で
誘う危険は
谷奥からのそよぎに共振する

   銀河を流す暗い川には
   大きな{ルビ鰐=わに}が寝そべり
   冷たい水に ....
風にゆらめく、
踊り子たちが
激しい春に
ときめいてゆく
日常。

(ゆうや、ゆうや
あなたがぼくを、呼ぶのは
小犬の甘噛みに似ている、の。
ゆうや、ゆうや)

 ....
神様・・・
どうか僕を世界一の詩人にしてください
春の光を
夏の匂いを
秋の紅を
冬の粉雪を
すべてを色鮮やかに
言の葉に込めることが出来る
そんな詩人にしてください
そうなれたなら ....
いつまでも動かない
物欲しそうな顔に
デコピンをしてやると
驚いて次のページをめくる

晴れたり曇ったり
雨が降ってるのに晴れてる
洗濯物が干せない日
リビングの少し大きめのテーブルに ....
アスファルトに額をつけた

この世界が汚れているのは僕のせいだと
窓からみんなが叫んでいた

走ってきた子供が僕の右手を砕いた

みんなが笑って 家からでてきた
僕を蹴飛ばし ....


いつまでも、
溶けそうにない
って、 思えてくるの。
この雪の 白い場所で
あなたは ぼくを。

大きな瞳の奥には、
雪の風景、と
ぼくたちが、
マッチングせ ....
好きな物を

いっぱいかむ事。

好きな時に

大声を出す事。

好きな人に

気持ちを告白する事。
歩くことが苦にならない

のどが渇けば朝露を飲めばいい

太陽がいつもおなかいっぱいにしてくれる

青虫だけは大嫌いだけど

土の中は暖かいゆりかごで

空の色は見たこともない空色 ....
トマトをおとす
そいつはあまりにもろくて
ぐちゃってつぶれ
赤が広がる
大地が赤になる
全てが赤になる
僕のおとしたトマトで
世界は赤色

赤い町で
君とばったり
どくどく
し ....
飴玉をねぶる

餓鬼のように

噛み砕いた

いつかの日和

幸せの爪痕
河原に 並んで ふたり
座って ハーモニカを吹いていた

たど たどしい 名曲 チューリップ

ふたりの ハーモニカを 二両編成に連ねた
銀河鉄道の想い出

あの 幼き 頃は

「 ....
自然をみてすぐに心が和むということはない。
山や海に対して私という物体映像は素直ではない。

それは人に対しても同じであるからなにも驚くことではないわけです。
心を開けという言葉は実際開いた人 ....
もし
どうしても
どうやったとしても
このゆうやけが
おわらないとしたら
わたしは
あなたに
あなたは
わたしに
なにを
はなせば
いいのだろう

もし
どうしても
どう ....
いってらっしゃい 
おかえりなさい 
ごはん できているわ 
おいしそうだね いただきます
そうだわ にちようび どこへいく
えいがをみて さんぽして
いっしょに ゆうはんのかいものにいこ ....
空も水も花も
君が話す途端に
死んでいる

空は空でなく水もなく
花はもう花ではない
君さえ影すらなし


死に跡なく、
電脳宇宙の暗闇に
誰も重力の実際を
計 ....
「だから開いちゃダメなのに」

もうそこに何が描いてあったかわからない

なにか、素敵なものだった気がする

夜がすっかり落ち着いた頃

誰にも見られないように ひっそりと

絵も ....
あなたはいつも少しかなしい
春の肌の女の子 薄桃色の乳首のように
きれい
「あなたはいつも少しかなしい」
ハッカのにおい
耳たぶをふるわせた「かなしい」を思い出して
まるくなる
私は ....
10センチメートルに
来てはくれない



ので
美しいオーツーと
悲しいシーオーツーが
かすか、乱れ
誰かの名として震えては
10センチメートルの位置で消 ....
花曇りの空に舞う胡蝶の
その透きとおった翅を 
欲しいと思う 

やわらかく笑う 
ということを覚えたのは 
いつの頃だったろう 

新しいピンヒールが
足に馴染まなくて 
ア ....
街路樹にへばりついた電飾を見て
綺麗だなと思う心と同じほど
毒々しいと思う心もあって

静寂の午後11時
肩に仕事を抱えつつ
終電に遅れないように

少し駆け
少し歩いて

立ち ....
神様が生まれた日に
僕は自分の始まりについて考える

蝋燭の炎がゆらゆらと時を刻み
その身体を縮めるようにして
わずなかな明かりを灯している


神様が生まれた日に
自分の存在以外に ....
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