すべてのおすすめ
無限遠に目を細めれば
縮尺の都合上
ちいさな羽虫の亡骸も
ぼくのこの身体も
だいたい同じくらいの大きさです

土に還るための段階は
どうにも煩わしいから
いくつか端折ってみる
飛ばな ....
石ころになりたかったんです
道のはしっこで
誰の目にもとまらないように
ときどき蹴飛ばされても
誰のことも恨まないような
ちいさな石ころになりたかったんです

たいせつな物は思い出の中に ....
菜の花畑
咲きさかり
やまぶき色とみどり色
そよ風と土のかおり
織りあわされる

やわらかな茎の
なかほどで
てんとう虫は
僅かのあいだ
同朋の仔を
確かに見守る

てんとう ....
それはいつもとおなじ散歩道
いつもとおなじ日曜日の
気だるい午後に
わたしは、
歩いているわたしの背中を
見つけてしまった

(あれはもうひとりのわたし?
それともいつもの白昼夢?
 ....
ジム・プリマスさんのあまねさんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
葬列/下位次元展開- あまね自由詩11*25-2-19
石ころ- あまね自由詩14*25-2-5
菜の花畑- あまね自由詩12*11-9-11
二重歩行- あまね自由詩9*11-9-11

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する