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雨の日の電車はさながら異空間である
外からは紫色の魚がプランクトンをつつくように群れ
中には放心状態になったぼやけた人々がずぶ濡れになった四肢を
無言で時折ぶるりと震わしている
そんな静寂 ....
あなさびし、
って
三十回言うと
幸せになれるらしいよ
酷く輝いた瞳で言う君に
一抹の不安を抱えた僕は
言わなくていいよ
と
少年のように返した
別に言っても ....
佐野権太さんのゆるこさんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
電車
-
ゆるこ
自由詩
6
09-6-11
"あなさびし"
-
ゆるこ
自由詩
20*
07-7-15
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