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何をおもい
何をみつめ
紅が
雲をとらえ
空が
紅を受け入れた
同化していく地上に
根を張り
弱ささえ伺えるような一輪
それなのに深い桃色は
紅に包まれてもなお
奪われることなく凛と成し
魅了して ....
花よ おまえは
そうやって 最期のときまで芳香を放ち
あたりに愛を振りまきながら
気前よく花びらを散らせて融けてゆくのだね
なにも求めずに
ただ与えながら
学 校 に 行 き た く な く て
初 め て 学 校 を さ ぼ っ た 日
何 を し て い い の か 分 か ら な く て
コ ン ビ ニ で コ ー ヒ ー と パ ン を 買 ....
秋の匂いのする風は
夏毛にふわり優しくて
愛なんてものを
かたちにして
誰かに見せたい気分になる
さっき
薔薇の棘みたいに
剥がれ落ちた爪は
カナシミってやつと戦ったから
ゆらゆら尻尾が休憩 ....
何、見てんだよ。
泳げるっつってんだろ!
‥ちょっと、ムーンウォークの練習してんだよ。
あっち行けよ!
手にとると壊れてしまう光の束
生命との共通点をさがそうとしたけれど
白いなにかに惑わされて
明日の朝
あの人はもういない
雲を持って
あっちのほうに行こうか
よければ君も
連れて行くけど
その眼は、何を見つめているの、
その眼は、何を見つめているの。
無粋だな。
お前に聞いてるんだよ。