きみにとっての青空は
ぼくにとっても青いのだろうか

ぼくの見ているこの世界は
はたしてきみとおなじだろうか

きみはちゃんと隣にいるのに
なぜだか ぼくには自信がない

群れから外 ....
筆圧の高い私は
消しゴムで消しても
けしてきえない
言葉を持っている

ただ
その消えない
言葉は わたしの胸の奥にしかないので
消して消えない言葉だということを だれも知らない

 ....
電池が切れた。
電池は切れていた。

もうずっと前から、
電池は切れていたんだ。

嘘を付いていた、
まだ動くから。
切れてない、
演技していた。

怒る ....
僕は君のためならなんだってできる
って
サンダルにジャムをつけて食べようとするの
ごく普通の人なんだけど
イチゴジャムにアップルジャムに
ピーチジャムにアボガドジャムに
ときにはマ ....
写真の中には
シマウマがいた

写真をとったら
あの人はシマウマになった

シマウマの飼い方を私は知らない
せめて
ロバとかポニーだったらいいのに
町並みにもなじむかもしれない
 ....
永遠など信じないと言っていた貴女が
今日知らない誰かと永遠を誓いました

一番悲しいことは
貴女に愛されないことだと思っていましたが
それは間違いでした
今貴女が他の誰かを愛していること ....
浴衣着て髪をゆって会いにゆきたい

慣れない下駄は足をきりきりひずませ

夏の暑さが心地よくなる

柔らかい心が潰れてきりきり悲鳴あげて


あの日一人で見上げた橋桁の花火
 ....
もしかして 君は信じているのかい?
         「未来は変わる」 「世界は変わる」

貴方には 見えないのかしら? この私
         「未来を作るの」 「世界を変えるの」
 ....
鼓動と光が
落ちてきて
あい わず ぼぉおん

おぎゃと 生まれる前に
ほんとうの始まりがあるんだ
それが解ったよ
わたしのお腹は おもわず ぼぉぉん

鼓動と光が
落ちてきて 
 ....
8×8=64

64本も キメたら どこまで飛べるだろう

8×8=64

発破みたいに ブッ飛ばして

8×8=64

64歳まで 生きてるかな おれ

8×8=64

 ....
もう着古した服みたい
わたしのからだ
アイロンかけたり
クリーニングに出したりして
どうにか綻びを繕って
お出かけに着ていくの
どこへ行くにも
着ていくの
サプリメント
ダイエット
 ....
それを少女は 
みなに内緒にして
草むらのなかを
さがしていたんだ

川につらなる
あたらしい蜘蛛たちは
糸に針とえさをつけて
釣りをしていたり

雲のなかでは 
ニンジンをぶら ....
  チョコレート

チョコレートの包みを
あけたのは
退屈なカエルが
土の中から這い出て
鳴いたから


  スカーフ

ほめたら{ルビ白髪=しらが}まじりの
老婆がくれた
 ....
「…あ、映像がつながったようです。現場の堀さん! 堀さん!」

「はい」

「あ、堀さん。えー、そちらの町は、つまり全部、赤色一色になったわけですね!?」

「はい」

「あ、堀さんの ....
あなたが遠くに
住んでいるから

ではなくて

あなたの心が
深い霧に包まれていて

そこに続く道を
見失ってしまったから
「強くならなくてもいい。ただ、人を思っているだけでいい。」

弱い僕に、ある人はそう言いました。

弱くて泣いてる自分が、とても情けなくて、そんな自分に、また泣いてる僕がいた。

君は ....
誰かが生きている、と言うことは、
誰かが死んでいる、と言うことかもしれない。

僕が今、息をして生きている。
誰か今、息ができずに死んでいった。

僕が朝、陽を浴び一日の始まりを感じていた ....
帰ってくる場所がある
だから、旅が好きだ

それゆえに、ここ数年、旅に出ていない

家を空けて、誰もいなくなったら、どうしていいかわからない
だから、旅に出ることができない

帰ってく ....
安全な海域ってどんな うねりなのだろう
私の父は泳ぎの得意な人だ
溺れてまともじゃない子を抱きかかえて海を渡れるほどの人
父さえいてくれれば
私の海は保証されていた

その海はずっと続いて ....
言葉で武装してはならない
言葉を武器にしてはならない
争いは銃からではなく
言葉から始まることを知らなくてはならない

言葉で武装してはならない
言葉を武器にしてはならない
言葉の扱いが ....
1.

かみさまは、どこですか。



2.

かみさまは、どこですか。

道すがらたずねると
あっち、と指をさした人がいたので
ひたすら あっち、に向かって歩いた
歩いて歩 ....
小学校4年生のとき
はじめて「せっくす」という言葉を理解した

小学校5年生のとき
クラスの女の子に
「ねぇ せっくすしよっか」て言われて
股の間をさわられた
赤くなって黙った ....
ポーランドはもう二回目
来るたびにエーヌ伯父さんのところで夕食
黙ってラジオを聞きながら
日が沈みかけ3人で食事する



エーヌさんの奥さんは健康な眼差しで
僕の期待をポテトスープの ....
よりにもよってこんな冷たい風が吹く日に
おまえはどこかへ行ってしまった
どうせならもっとカラッと晴れた日か
土砂降りの日を選んでくれれば
おれはただバカみたいに泣いて
それで何もかもおしまい ....
掴めそうで掴めない霞のような現実
浮遊する心が忙しない廃墟をすり抜ける
あたしはあたしが感じるほどあたしじゃなくて
あたしはあなたが意識するほどあたしじゃない
見上げた空のどこまでも続く世界に ....
悲しいからこそ美しかったり
美しいからゆえに悲しかったり

愛しいぶんだけ憎かったり
憎いけれど愛しかったり

優しくしてるのに傷つけてしまったり
傷つけたいのに優しくしてしまったり
 ....
僕の名前はベンジャミン。
昨日の夜、月をながめていたら、かぐや姫が降りてきた。
あなたを迎えに来ましたなんて突然言われても、僕は困ってしまうので丁寧に断ったのだが、かぐや姫はやけに必至で、なんでそ ....
何もかも 科学的で 物理的
ウイスキーを瓶1/3飲んだら
なにがなんでも ラーメンです

久しぶりに はりこんで
酒は 角瓶です
でも ブランデーにくらべると
これは 焼酎に過ぎませんね ....
夜の空気は光を磨くので
光も鳴るように笑います
ことばあそび
ことば は あそび
あそび いきる
いきる あそび

あそべ あそべ
とんとこ とんとこ 
あそべ ことばたち
ことばたち あそべ

いのち あそび
あそべ あそべ ....
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