コーヒーを飲みぼやけた頭で考える
完璧な受け答えと言われても
受け答えた覚えがない

自室に一人居り
それでも客寄せパンダのようになった
手足よ

僕はもう正しいとか間違いとか気にはせ ....
ショピングセンターにいた
福島から来た君は
18時24分の特急で帰るよと
バスの出発時間を心配していた

花屋の紫陽花の
青を束にして、素敵な憂鬱を飾りたい
ゲーム機が置いてあるのは3階 ....
だいの大人が
大勢の報道陣を前にして

感極まって流す涙に
久しぶりに感動した

かつて
最年長で初タイトルをとり
涙する棋士もいた


精一杯戦って
ゆび運に恵まれず

 ....
昔、私は思っていたものだった
運命という言葉は

いい意味で使っているなら
幸せな思い込み

悪い意味で使っているなら
何もしない人間の言い訳だと

自力を頼むほどに健全で傲慢で
 ....
今できないことは
昨日が持って行ったこと

原野に広がる記憶の扉が
ひとつずつ倒れていく

手を結んだはずの言葉たち
千切れ闇に飲み込まれる

飛び立った蝶々は
行方を失い虚空を舞 ....
かろうじて宇宙の辺境に在る
酒を飲み女を愛し歌を好む

行く先はわからないが
猫と暮らしている

友はいるが親友は皆宇宙に還ってしまった
音楽話や哲学話もなかなかできない今日このごろ
 ....
ツィート連詩


1 

今朝から、ずっと
計算しているのに
解のでない物語り
曲は知っていても
おどれない音楽
亀裂に埋まった垢は
とれないままでいる   らどみ


2 ....
遠く異国の地で戦争があっても
今朝思うのは朝食のことばかり
それでも僕は遠くに思い馳せる
なぜといって悲惨の悲くらいは
知っているからだが、しかしだ
やはり赤魚を焼き大根下ろしで
などと考 ....
銃をギターに持ち替えるのは簡単だ
でもねきみを誰かにすり替えることはたやすくないんだ

僕たちはいつも何かをわかろうとしてでももどかしくて
僕たちはときに優しいだけの棘にはまってしまったりする ....
漂流記も六十八年に及ぶと疲れてくるが
ときたまの発信が僕の生きている証ならば

更に時を重ねて漂流するばかりなのですが

方丈記にある泡沫は淀みにあって
もう暫くは世の中を眺めているのでし ....
たった今生まれたかのようだ
突然目の前の視界が開けた

病室では看護師たちが忙しそうに動く
時刻を尋ねると夜の7時半
7時半か…心でぼんやり呟いた

 朝8時半に徒歩で病室を出た
 手 ....
もぅ健常者ぃやぁだぁ~~

なんで

だって健常者の言うとおりにしてたら
こんなことになっちゃったんだぜ

じゃ、お母さんもイヤなのかい

お母さんは僕の相手してるから
もうとっく ....
其処程には
私の死体がいるはずだ
同時に生まれてる

其処程は
空より広く海より深い
死体は時間の階段を昇る

其処程とは
もう横町を曲がったあたり

私と抱き合った瞬間
彼は ....
芝居がかったことを言えば
サブイボが出る
僕の気持ちは
音楽が
代弁してくれる

コメンテーターに腹を立て
忖度報道、反省もなく
我ぞ晴眼、ついてこい?
うらやましいじゃないか
僕 ....
PCの箱を前にして
この部屋で僕は神様になるんだよ
と妄言を放った君

邪魔するやつは指先一つで
ダウンというわけだった

しかし今
やはり最後は
殴り合いの憂き目を見て

やっ ....
このまま静かに朽ちてゆきたいのだけれど
猫と僕と彼女は静止画のまま風化してゆく

アッピア街道の松のように或いは
ゴダールの気狂いピエロのように

いつか正気の世界に生まれ変わりたいものだ ....
精神科が出張ってきたらこうなると。先の戦と同じ学びか

絶対に負けないと言い犯される、裏病棟の見えない隅で

極小の地獄は始め家にあり。子に振るわれた暴力の跡

その惨事それはミクロでこれ ....
日々 見つける
埋没している 幸福

幸せってさあー
すぐ どっか 埋まっちゃうからさー
掘りあてるの
やっかい やっかい

それなのに 不幸ってさ
そこら中に 落っこちてて
 ....
幾千のよるを乗り越え僕たちは生きてきた
神経質な世界は宇宙と融和していないけれども

目の前にある真実をいつも取り逃がしてしまうのだ
プーチンの病気見舞いにラップを贈ろうかと

中村佳穂と ....
俺は今
戦禍を最小限にくいとどめているんだっ
そういうと僕は
湯船につかり
晩酌の用意を

僕が飲むことと
君が病むことの間に
何らかの相関が
あるだろうか
ある

惚れた男の ....
朝8時の虎ノ門ニュースで解説していたが、忽然と消えた卵の行方を捜している母親が、自分は世界と捩れた関係にあるということが理解できないのは、母親には卵の抱いている密かな悪意が認知できないからだ。母親とい .... 決戦場
町裏空地
チャオシュール
ねこが大好き
のらくろ嫌い
ぼくは宇宙の一過性のノイズに過ぎないが
きみも深海生物の末裔に過ぎないではないか

とりあえず会話は成立するが
ちっぽけな男が地球を見降ろしている
この世界の現状に最後まで抵抗する民衆であり ....
ぼくは宇宙の一過性のノイズに過ぎないが
きみも深海生物の末裔に過ぎないではないか

とりあえず会話は成立するが
ちっぽけな男が地球を見降ろしている
この世界の現状に最後まで抵抗する民衆であり ....
ロリコンの僕はモハメッドのラジオを聴く
モハメッドは神託をもとに新しい世界を提示する

でも新しい世界には僕は居ない
絶対零度のユートピアに自生するメタセコイア

水深3000メートルの暗 ....
男の本当に嫌だと
思うことは
つまるところ
殴って黙らせるしか
知らないからだ

懲罰的な意味などない
GMに不具合報告
対処、治らない
不自由抱えつつ過ごす
更新と共に治る

 ....
この模造を容認して欲しいのだ
誰も狂気を取り扱えないのだけれど

この贋作を許容して欲しいのだ
せめてものきみのへ土産として

収監されるきみへ残り少ない愛を

僕たちはじゅうぶんに生 ....
どうですか、調子は
はい、特に変わらず
変わらないはず
あるかいや
いいの

変わらない
といえば変わらない
薬で平らに
なった心に
悲しいって言う

先生も僕より若く
修羅 ....
・Geometrical arachnida・│▏/「/│/┌─―|
幾何学的なくせにネバネバした、巨大な蜘蛛の巣に過
ぎなかった都市は、街のそこら中で汚れた糸が筋を引
いて、互いにくっ付き絡ま ....
生きて行ければそれでいい
善行を積まなくても良いのかもしれないが

澄み切った悪行ってあるのだろうか
調和を前提とした濁りがあって良いのだろうと

石畳みの街に日差しがやわらかに差している ....
夏川ゆうさんのおすすめリスト(1068)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
All_in_my_mind- りゅうさ ...自由詩3*22-6-4
雨、ショッピングセンター、そして- うめバア自由詩222-6-3
涙の価値- st自由詩422-5-28
インシャラー- りゅうさ ...自由詩222-5-26
悲しい旅人(改訂)- 宣井龍人自由詩6*22-5-24
宇宙にて- マークア ...自由詩822-5-24
言葉の本質を掴めない/ツィート連詩- 足立らど ...自由詩8*22-5-22
休日の朝に- りゅうさ ...自由詩1*22-5-21
きみ- マークア ...自由詩522-5-16
柔らかな日々- マークア ...自由詩722-5-16
手術した夜に- 宣井龍人自由詩7*22-5-13
こういう姿勢で- りゅうさ ...自由詩122-5-11
背中- 宣井龍人自由詩12*22-5-2
初夏の贈り物- りゅうさ ...自由詩122-4-28
勉強する- りゅうさ ...自由詩122-4-21
猫って- マークア ...自由詩422-4-18
君の見た悪夢- りゅうさ ...短歌2*22-4-12
さつまいも- ruruka自由詩122-4-8
とりあえず猫のご飯- マークア ...自由詩522-4-3
粗品- りゅうさ ...自由詩122-4-1
母はフェニックス- 壮佑自由詩6*22-3-31
いつもいつも- 足立らど ...短歌722-3-29
ノイズのうた- マークア ...自由詩822-3-28
信仰- マークア ...自由詩922-3-22
風景- マークア ...自由詩222-3-22
情念でなく- りゅうさ ...自由詩122-3-22
葛飾慕情- マークア ...自由詩622-3-21
薬眠- りゅうさ ...自由詩322-3-20
都市- 壮佑自由詩6*22-3-16
雲の休日- マークア ...自由詩922-3-15

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36