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転がり滑り落ちる悲しみ空蝉
耳鳴りが音階と為って脳を支配する

狭い部屋に鍵を掛けて
目蓋を閉ざす深夜に
飛び交う金色の鱗粉
睫に落ちて悪夢を垂らす
苦い蜜を掬って

　.... 屋上で独りきりなの
誰も居ないの　私、独りきり
片足立ちで両腕を拡げて
くるッと廻って
一礼、

生暖かい風がスカートを
ひらひらさせて
純白か或いは漆黒の羽根
運んでくれると信じて　....
北街かなさんのAKiHiCoさんおすすめリスト（2）
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
蝶と螢- AKiHiCo自由詩409-7-17
天使になりたい娘- AKiHiCo自由詩409-6-23
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