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紙に包まれて
つけられた火
焼けてく匂い
こびりつく灰
からまる 雪
うかれた 後
ほどかれぬ香
きらいなのに
荒れるといった 天候はやはり
買い物に行こうと 車だしたら
あたった
ふきさらしの 水田に積まれた雪は
風にたたかれて 横に 流れる
降る雪と 流れる雪で
前も 後ろ も見 ....
はけ が とどいて
ぬられる めと て
ほおばる いろいし
つめたい みみたぶ
ひ に すか され
ひ に こげ つき
そら の くに よ
ほほ さらわせ て
マジか ネタかって なんだろ
本気か 遊びかって ことかな
それは でも
いったん 言葉にした時から
すでに 詩にした時から
言の葉 の 受け継ぎの中に 展開されて
ひとり ....
ひこなに よいごと
つつぬく かきもや
ちよやに くれとく
わきふす みやむめ
ひにすく ゆきやけ
うつるて はうつめ
かたゆり ついの
まわせぬ あえい
とおりの あせぬ
のろえぬ ゆきよ
ぎざぎ ざ
の はーと
小骨 を トッテ は
陣取る
いかれた ピアの ん
かき抱く 絶望
抜ける 髪
あんたは つまり 正しくて
嘘 は つけません
....
きみ の 入った
ゆで 玉 コ゛
殻 と うすいもの
取って
確かめてもいいかい
黄色 の 熟成に
ツイ テ
正気なうちに 帰ろう
まっかな顔で 父さんが
にこにこ と ひそっと 言う
あはは と 笑いながら
母さん に よっぽど 言われたな
私は 濃いめの お茶を入れる
....
畳 の 上
裸足
ふち に 添って
一匹 の 蛇
明るい ささやき の内で
頭 を もたげる 闇
草薮 から 訪れた
赤い 口
切り そろえた ばかりの 爪に
....
ななつ のゆび
ことり なでて
みっつめに
つき つっついて
ちょっと なかせたら
ちょっぴり わらって
ここのつ めになきまね
ましかく な
雨
つち の
少し 上
ころっと
笑ったの
沈む
柔らかい
折り畳まれた
船
流れる
朝
ひ