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泥になって歩く
海の方から風が吹くと
私じしんである 泥
がかわいてしまいそうになる
おまけに潮のにおいまで
はりついてしまいそうになる
この湾岸沿いの道は 淋しさ
そのものが細長く伸び ....
溺れていく夏の海の傲慢を乗り越えて、原色
の光景にすべりこんでいく。速度を上げろ。
減速してはいけない。止まってしまったら、
たちまちにして恐怖がおまえをとらえるだろ
う。夏に生きる恐怖。夏に ....
さなぎの、笹食べているのを見て
いると暗澹とする。ささ、さあ、
こちらにおいで、さなぎ。どうせ
おまえは動けないのだから、せめ
て、こんな年寄りのところまで、
這いずり回って、混沌のようにや ....
ルナクさんの岡部淳太郎さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
湾岸経由蜜柑畑行き- 岡部淳太 ...自由詩24*07-2-6
溺れていく夏の- 岡部淳太 ...自由詩16*06-7-21
晩夏の蛹- 岡部淳太 ...自由詩12*05-9-5

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