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     ふと思いついて、昔書いた詩を投稿してみま
     す。一九九〇年から一九九四年ぐらいまでに
     書いたものを、自分の中では「初期詩篇」と
     呼んでいます(それ以前に書い ....
冷えた夜が
低地を這っている
これもまたもうひとつの
忘れられた夜であろうか
――あの人は
  貴重な生を召し上がりました
何ひとつ 言い残すことはなく
混沌の角度で経験は薄まってゆく
 ....
おまえがほんとうのことを口走る度に
鳥の翼から羽毛がぬけ落ちる
世界はやせ細り 目に見えるものすべてが
絵に描かれたものとして溶けてゆく
たとえば可哀相な妹が
人に知られぬ速度で後退する時
 ....
さなぎの、笹食べているのを見て
いると暗澹とする。ささ、さあ、
こちらにおいで、さなぎ。どうせ
おまえは動けないのだから、せめ
て、こんな年寄りのところまで、
這いずり回って、混沌のようにや ....
けんごさんの岡部淳太郎さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
初期詩篇選集「尾行者の音楽」- 岡部淳太 ...自由詩7*06-2-12
雨になる前に- 岡部淳太 ...自由詩10*06-1-17
世界の別名- 岡部淳太 ...自由詩33*05-12-19
晩夏の蛹- 岡部淳太 ...自由詩12*05-9-5

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