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もう
鋭いところまで、
来てしまっている。
人々は、
気付いているのであろうか。
虚空は、
妖しく、うねりながら明滅している。
あさっての老人は、
{ルビ落葉=おちば}に手を合わせ ....
サフラン色の吐息をつめた
紙風船に
虚空の稚児は
灰色の笑みを浮かべている
道なりに歩いていると
小さな星がすすり泣いていたので
モザイク柄の
傘をさしてあげた
陰った景色は
....
サービスで付いてきた
しおりの柄が気にいらない
本の中身は上等なのに
どうにもこうにも
これではいけない
気にいったしおりを
自分で作ろうか
それでは本に失礼ではないかな
それでも ....
遠のいていく
夢の終りの予感
連続する瞬間の
寓話的イノセンス
遠のいていくわ
雨
音楽的無添加な透過
指の形良く
挟んだ煙草と
くゆる
正視の冷却
覚めてゆく未知数
....
洗濯物をたたむうちに
不意に可笑しさがこみあげてきた
昨日までの
それまでの
汚れを落した衣服の形
そうだとしても
ひとつひとつ
笑顔や葛藤や
その他{ルビ諸々=もろもろ}の生活を ....
ふふふっ
気が狂れたかのよう
真夏
圧縮される
熱気にしぼむ
しぼむ沈殿
触れた目差
冷たく遠く
{ルビ一時=ひととき} 水面をみあげるよう
腫れた
光に色も絶え絶え
こ ....
Fujiwara Akiさんのこしごえさんおすすめリスト
(6)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ブランコ
-
こしごえ
自由詩
16*
05-8-26
失恋
-
こしごえ
自由詩
29*
05-8-22
サービス
-
こしごえ
自由詩
14*
05-8-8
繁茂する微熱
-
こしごえ
自由詩
13*
05-8-8
笑う形
-
こしごえ
自由詩
16*
05-8-6
呼吸の永住
-
こしごえ
自由詩
5*
05-8-5
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