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深くまでつづいている
いつか見失った道の先にある、森で
夏の日
ぼくたちは、生まれた
頭上には空があった
ぼくたちと空の間を通り過ぎてく風があった
ふりそそぐものは、光
光とも見 ....
もうすぐ
爆撃機のように
八月がやって来る
さあ灯りを消して
ふたりで
ベッドに隠れよう
伸びた髪が視界を遮る
一瞬 目を閉じ
吹き抜ける風
潮の香りを探す
どぉんと岩に打ち寄せる波
白い泡が風に混じり
こちらへ届く前に消える
今日の空は青い
波が作る白い泡のように ....
君は針のように尖っていて
僕の心に突き刺さる
あまりにも
細くて尖っているものだから
君が僕の心に突き刺さっていることなんて
とうの昔に忘れていたよ
けれども君は君で
いつまでも僕の心に ....
雨に濡れるのを忘れた人が、信号の前で返り血を浴びている。どんよりと、ただどんよりと生きていけ。おまえの夜の病はいまだ進行中だ。魚群探知機に映る影の人びと。探そうとしてもけっして探し当てられない影の呼吸 ....
{引用=あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る(額田王)}
夕闇を下地に敷いた、この
明るい領域(テリトリー)で
あなた
そんなに手を振っちゃいけないわ。
天使に見つかっち ....
ミルクが欲しい1歳は
男が欲しい21歳に
あっけなく捨て去られる
新しいゲームソフトが欲しい12歳が
プラダが欲しい32歳の
財布から金を抜き取る
夢が欲しい33歳は
安定が欲し ....
神が不在の夜
その間隙をぬって
あくまでも地上的な硬い何かが
天上の淡い光を覆い隠す
その時
人びとの喉はゆっくりと絞められ
背徳の快楽に意味のない言葉が虚空にばらまかれる
昔日の絵の中 ....
Fujiwara Akiさんの自由詩おすすめリスト
(38)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ビオトープ
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望月 ゆ ...
自由詩
37*
05-7-24
空襲警報
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大覚アキ ...
自由詩
9
05-7-22
風
-
ノクター ...
自由詩
7*
05-7-21
痛み
-
恋月 ぴ ...
自由詩
6*
05-7-15
蒸し焼きの雨
-
岡部淳太 ...
自由詩
37*
05-6-18
Guardian_Free
-
吉岡孝次
自由詩
1
05-6-11
滑らかに廻り続ける欲望の輪
-
大覚アキ ...
自由詩
126*
05-2-27
月蝕
-
岡部淳太 ...
自由詩
8*
05-1-10
1
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