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険しくも山を越え遠く獣道を辿るひと。冬枯れたすすき野原に歩き疲れ、ぺちゃくちゃと噛みくだいた米の粕をぺっ、と吐き出しては、また道を行く 。
夢みれば夢を追いたくなります。
街をさまよい ....
(三日月
貧乏だな
詩人って
(満月)しょうがないね
詩人だから
月 でも
食おうよ
幻に/眠るから
(夢
月
半分)
....
*
誰しもが寝静まる夜中にひとり風呂に浸かるわたし
それは
ぼんやりと黄色い灯りにきらきら輝く夢の粒をみるわたし
薄汚れた鏡に張りついた滴のわたしが不幸に見えるのは、もう一人の ....