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青葉城って単なるあだ名だったのにいつのまにか通称になってしまったのだそうだ

その城跡は整地された原っぱみたいなところにあると思ってたけど山の中にあった

思い違いといえばモンゴルの草原もそん ....
つかまるまで

なんどもなんども連絡した

やすらかなぽつぽつとした

やわらかな声

それで安心してしまう

それで安らかになれてしまう


地球に隕石が降っている

 ....
世界が光でできているのを発見したのは

ヨーロッパの画家たちだったが

世界がブルーでできているのを発見したのは

ぼくの彼女だった


彼女は歩けばなにかを発見した

ぼくがよ ....
おれはくるしみたい
おれはおまえでくるしみたい
たとえば八月の朝
池をながめるベンチのよこで
たとえば熱い夜道
家までつづく短い坂のうえで
たとえばオクラを
並べた皿のマヨネーズの横で
 ....
それらをぼくは追いやって新しく息をしよう

それらをぼくは追いやって古くからの息をしよう

新しくて古いぼくは息をしよう


東大阪の公園で中国人のこどもたちが日本人のこどもたちを追いや ....
嵐のまんなかで
ページがくられるように
きみは離れていった
永遠なんて言葉で
さよならしたふりをするのなら
ふってくれたらいいのにね

もう二度と会えないひとなんて
ほんとうにいるのだ ....
ピンクと灰色とブルーが混じり合って

あたりがもうすみれ色になっていた

春にちかい風が吹いた

LEDほどのつめたさが鼻を撫でた

きょうの天気がなんであったのか

わからなくな ....
足もとのカラスは飛び去らなかった

朝のホテル街をふたりで歩いた

いいのに、でも、ありがとう、

女を駅まで送っていた

ぼくらはたとえ話のなかを生きている


これは、なにか ....
見果てぬ夢のカーニバル

砂にかいた城郭の呪文

寄せてはかえす波の調べに

なにを重ねてなにを惑う


きみの瞳に恋している訳ではない

きみの瞳に乾杯したい訳でもない

 ....
きみがくれた情熱

誰のために使うというの

季節はずれの純情

冬の風に吹かれているよ

何度も誓ってみた

ひとりきりのふりしてた

してみたけれども

いつかまた別れ ....
カウンターでひとり飲んでいると
電車に乗っているような気分になる

電車はどこに向かっているのか
この鉄路を引き裂いているのは
焼鳥の香りと酔客の話しごえ

テレビでは米中首脳会談の様子 ....
秋のひかりが青く透けている

夜の名残か虫の音がしている

どこか遠くで冷やされた風が

くすぐるように頬をかすめた


日曜の朝は自室に引きこもる

朝刊は長ぐそで読んでしまったから

買っていた何 ....
目には目を、歯には歯を、

このハンムラビ法典の言葉は

復讐法だとか拡大報復の戒めだとか

そんなふうに言われてはいるけれど

この言葉の連なりに

私はひとの悲しみを感じるのだ ....
戦争について考えることは

それは有益なことなのだろうか

平和についても

それは有益なことなのだろうか

幸福について考えることこそ

有益なことなのではないだろうか

戦 ....
マニラでの仕事は十分で終わった
事務所に顔を出しただけで終わらせたのだ
日本の社長の心ない言動で
まったくやる気を失っていた
まあ自分で指示を出しておいて
途中で梯子をはずしてきたということ ....
桜咲く

胸痛くなる

木蓮がそれを告げる

傷つく準備かたくする

君と再会してしまえば


宇宙の碧まで連れてゆかれる

暗闇のような碧まで

堕ちてゆくように舞い上 ....
海からの放射線を

ぼくらはまるで海だと感じている

そのアリアは音楽の極北だ


無限とは広がる変数のことだ

この星に浮かぶすべての重力

海のうえには空しかなかった

 ....
マイナス、温度。

太陽、光。

月は光をつらぬいて

北の空を白ませて

落下、加速度。

地球の影。

月は光をつらぬいて

北の空を白ませて


ねえねえ、教え ....
荒野だと思えば

ここはそんなところだ

悲しみは哀しみに

それが営みというものだ

ひとりではないのに

ひとりに酔いしれ

それが生身であるということだ


七月の ....
さきさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(19)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
青葉城にて- 吉岡ペペ ...自由詩217-7-17
安らかにねむるだけ- 吉岡ペペ ...自由詩413-2-17
水色と光の天使たち- 吉岡ペペ ...自由詩510-10-10
おれはおまえでくるしみたい- 吉岡ペペ ...自由詩710-8-1
息をする- 吉岡ペペ ...自由詩910-5-15
いきものたちの銀河- 吉岡ペペ ...自由詩1410-4-6
やはり命か- 吉岡ペペ ...自由詩2410-2-8
二度とは口にせずにいた- 吉岡ペペ ...自由詩1209-12-7
見果てぬ夢- 吉岡ペペ ...自由詩509-11-23
日和見かな- 吉岡ペペ ...自由詩509-11-20
カウンターでひとり- 吉岡ペペ ...自由詩1209-11-17
秋の午前が青かった- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...509-10-4
ひとでしか癒されない- 吉岡ペペ ...自由詩1809-9-8
時間という海- 吉岡ペペ ...自由詩909-8-16
マニラでの数日- 吉岡ペペ ...自由詩1109-5-24
桜咲く- 吉岡ペペ ...自由詩609-3-23
海のアリア- 吉岡ペペ ...自由詩508-3-21
北の月- 吉岡ペペ ...自由詩207-11-25
群青のサンドウィッチ- 吉岡ペペ ...自由詩807-7-12

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