すべてのおすすめ
みかん畑の夢を
あなたもいつかきっと見るでしょう
深い緑に
橙色が星のようです
母なる木の枝に包まれて
静かに眠るみかんの実は
いつか生まれた場所を遠く離れ
めぐり逢った人に必ず ....
月が沈む
呼吸を止めて惰性で滑り降りる
しんとした
虚空の直中
廃墟の階段で
草が揺れる

 ....
一枚の空の色の
濃度の移り行くにつれ
波は静かに寄せ
そして音もなく引いていく

童話の中の
プリオシン海岸
千羽鶴が空の赤い部分へと消え
鉱石ラジオの声は
波の音のように大きく小さ ....
美しい風景を見たよ
一面に咲いている白い花が
まるで目眩を誘うように
とびきりの光の奥深くまで華やかで

美しい空を見たよ
ゆっくりと流れていく白い雲が
まるで目眩を誘うように
水面 ....
墓の裏に回る
墓碑銘
一文字ずつ読み取る
故人も知らぬ名前の羅列に
隔たりの強き世界の境
墓の裏に回る
 ....
   本当に悲しい音楽は
   マイナーコードでは
   表現できない
   やるせなくなるくらい
   明るいもの
あいとくちにするのがてれくさいから
いつでもぼくはくちぶえをふく
のんびり のほゝんと
うたをかぜにのせて
たしかなきもちがとんでいく

あいとくちにするのがてれくさいけど
 ....
   空が赤くなる頃
   見慣れぬ街で
   聞きなれたメロディーが耳に届く
   どこに住んでいる人も
   みんな同じ感情を持ち合わせ
   町中に響く
   家路のメロディ ....
千波 一也さんの遊羽さんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
みかん畑の夢- 遊羽自由詩19*06-12-15
明日の廃墟- 遊羽自由詩406-10-25
プリオシン海岸- 遊羽自由詩206-7-25
夏のハレーション- 遊羽自由詩3*06-5-28
墓の裏- 遊羽自由詩4*06-1-20
悲しい音楽- 遊羽自由詩4*06-1-4
アイノウタ- 遊羽自由詩2*05-12-5
夕焼けの鐘- 遊羽自由詩2*05-12-1

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する