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ゆうろさん料理をしましたか
ええ、しましたよ
左手 お野菜洗ったので冷えてあかい
右手 あついお鍋を見ていたのでももいろ
今日はどこで
小鳥の巣箱よ
小さなやかんに小さなお鍋
風邪ひいた ....
  僕らという生物
        は
        さみしいシステムで動いている
  あまり言うと何だから言わないよ

{引用=
  雨はアスファルトを打ち続け ....
冷たい井戸の水を汲んだら
とたんに雨が降ってきた
開け放した口に次々と
重たい雨粒が入ったり砕けたりした

久しぶりに自由に飲める水だけど
濡れて帰ればまたぶたれる
痣は青い花のように
 ....
校長先生のお話は
いつもとても長く
生徒が一人、二人と崩れてゆく

背筋を真っ直ぐ伸ばしたまま
音もなく倒れ
そのまま影となる

「これで、校長先生のお話を終わります」
その瞬間
 ....
夏の
夜が
激しさを増し
ぼくは
水が欲しかった
とても

海水浴
波に
持ち上げられて
足がもうつかない場所へ
つま先に虚無が触れ
頭上には
目を閉じても赤い
太陽

 ....
いとしいあなたの指
夜風はやさしく撫でる
小船は浮く

あなたは帆になりゆく
街の明かりはまだ
眠らないで見てる

星は咲き乱れ ほら
あなたの髪に降り注ぐ

これからふたりでき ....
ちいさい頃
留守番の夕暮れ時
椅子の下だけが安全な場所で
  顔が出たら溺れてしまう
  足が出たら喰われてしまう
と思いこんでいた

入学式前
ランドセルを背負ってみたら
ランドセ ....
夜がさらりと降りてくる

目覚めない
女の髪のような

さっきまで長く長く伸びていた影は
地面に溶けてしまった

あるく
あるく
よるのみちを

夜が満ちてゆく
そこここに
 ....
詩において、「死」とはいかなるものなのだろうか。あるいは「生」は?
視聴者を引きつける手段としての「死への恐怖」「死んだらこうなる」というものは、メディアに数多くあり、利用されている。ドラマを盛り上 ....
リッコちゃんのお耳からおみずがでたので
リッコちゃんはじゃぐちをつけてもらいに耳鼻科へいきました

しょんぼりとして帰ってきました
どしたの、ときくと
「むらさきいろのじゃぐちがよかったのに ....
ベストオブにんじん色に選ばれた

「おめでとうございます!!!
あなたは、ベストオブにんじん色に選ばれました!!!」

という電話がかかってきたから間違いはない

学校へ行くと友達が
 ....
ねえ、
昨日の夜は何してた?

私は眠れなくて星を見ていたわ
あの星は、あなただと決めて
一番明るくて、まっすぐ私を見ていた

あなたの星はキラキラしてて
すっごくキレイで
私は悲し ....
自分の娘が二人の娘を連れて実家に戻ってきたら、どんな気持ちがするだろうか。三人の娘も無事に結婚したし、そろそろ引退でもするかな、と思っていた頃に、また娘と小学生の孫娘2人を扶養しなければならなくなった .... 子供達は
頭の大きさほどのばくだんを抱え
海辺にたどりつくと
次々とそれを投げ込んだ

ことごとく不発のそれは
波に飲まれ
海はあざ笑った

次はよく破裂するものを持っておいで

 ....
捨てるのが苦手です。独り暮らしならいいんですが、家族とは共同生活なわけで、なるべく人の迷惑になることはしてはいけない。
今、パソコンデスクに乗っているもの。
消しゴム、たまごっち、計算ドリル、かが ....
       
      と君は
     言いかけて
    黙ってしまった
   桜の花びらが散って
  一枚が肩に落ちたんだね
  手に取って真近に見たら
  とても薄くて白くて ....
ああごめんなさい
あたくしといたしましたことが
ひどくうろこむしてしまい
大変お見苦しゅうございましょう

うなじのあたりから
せなかまでがもう
ひどくうろこむしてしまい
はがしても、 ....
瑠璃、瑠璃、瑠璃、瑠璃、
瑠璃色の

海、海、海、海
海の下

珊瑚はお手手をいっぱいに広げていたい
広げてお日様を集めていた
お日様を集めて花嫁の衣装に

花嫁さま
しずしずと ....
蜂蜜のような青さで、と誰かが言ったので何となく納得した。最近は何となく納得することが多い。空は蜂蜜のような青さでとろりとろりと甘いもの好きな子供たちを誘うのだそうだ。それから耳。耳たぶが際限なく広がっ .... 昼下がり
雲がぼやぼや流れている

ハラピンが道を歩いてきた
ぼーとしながらふらふらしている
俺を見ると
ダッシュでやってきた

汗でふにゃふにゃした原稿用紙を押し付けてきた

読 ....
私は3年ほど前から詩を書いたり読んだりし始めたので、紙媒体の詩もネットに流れている詩も量的にはさほど読んでいないので、色々思い込みや誤解があるかもしれません。その上で思うことをいくつか書こうと思いまし .... ごくたまに、中学生とか高校生に思われることがあります。
はじめはすごくびっくりして、自分が幼いからか、とか、何か人を騙しているような申し訳ない気持ちでいたのですが、だんだん分かってきました。
実年 ....
普段は忘れていて、ふとしたはずみで思い出すことってありますね。

最近では、煙草でわっかが作れたよ、という記述で、祖父がそれをしてくれたことを思い出しました。それを見て以来、多分30年近く忘れて( ....
{引用=街}
街は
灰色にかじかんで
遠くを見る


{引用=鳥}
丹念に編み込まれた
木々のレエス
鳥が壊す


{引用=画廊}
画廊の扉は
今日も閉じられて
あの絵も ....
夜にひたる

有刺鉄線のように黒々とぎしぎしと
木々は
まだ冷えて(閉じて)

ouaaaaaouaaaaa

(あれは「からす」?)(あれは((ぬえ)))

まだ寝てなくちゃいけ ....
みどりいろの切符を買って錆びた電車に乗りましょう
髪にすみ家を作っている鳥は「火ぃや、火ぃや」と鳴きますので
火が欲しいのでしょうね
さむいのでしょうね昨日しとしとと降る
           ....
息子(小3)が「学校行きたくない」と言ったのが今年の7月始め。話を聞くと、「死ね」「この世からいなくなって」「うざい」等の言葉の暴力、身体の方はあざなどないけど、しょっちゅう蹴られたりこずかれたりする .... 湖の絵葉書が届いた

大して親しくなかった人からだけれど
きれいなので捨てられない

大して親しくなかったけれど
その人を思い出す
お互い積極的に話しかけていれば
きっといい友達になれ ....
剥いてしまってください
私のからだを
   のように
剥いて食べてしまってください

甘くて柔らかいって
思ってみてください
切ってみてください
銀の冷たいナイフで

泣いてもいい ....
ブループードルを飼うことにした

青い物しか食べない
難儀だ

試しに、青い折り紙を置いてみたら
見向きもされなかった

旅に出た
ブループードルを連れて
青いものを探す旅

 ....
かおるさんのふるるさんおすすめリスト(62)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ゆうろさん- ふるる自由詩30+*08-2-8
さみしいシステム- ふるる自由詩12*07-10-29
黄色い花- ふるる自由詩12*07-10-24
校長先生- ふるる自由詩14*07-7-22
- ふるる自由詩12*07-7-17
- ふるる自由詩13*07-6-20
ランドセル- ふるる自由詩16*07-6-19
- ふるる自由詩25*07-6-15
岡部淳太郎「迷子_その他の道」に寄せて- ふるる散文(批評 ...10*07-5-24
リッコちゃん- ふるる自由詩8*07-5-10
ベストオブにんじん色- ふるる自由詩24*07-4-28
ねえ、- ふるる自由詩9*07-4-19
祖父のこと- ふるる散文(批評 ...18*07-4-17
ばくだん- ふるる自由詩20*07-4-8
捨てられない- ふるる散文(批評 ...7*07-4-5
沈黙- ふるる自由詩16*07-3-24
ひどくうろこむして- ふるる自由詩31*07-2-13
花嫁さま- ふるる自由詩18*07-1-25
白い大きな樹- ふるる自由詩18*07-1-21
雲はぼやぼや- ふるる自由詩14+*07-1-16
紙媒体の詩とネット媒体の詩の違いについて- ふるる散文(批評 ...13*07-1-10
たまに若い人と思われる- ふるる散文(批評 ...11*06-12-19
ふとしたはずみで思い出す- ふるる散文(批評 ...12*06-12-15
冬の情景- ふるる自由詩28*06-12-5
夜明け- ふるる自由詩4*06-11-20
錆びた電車で- ふるる自由詩16*06-11-13
わからないことだらけ- ふるる未詩・独白18*06-11-13
少年- ふるる自由詩17*06-10-15
主人がオオアリクイに殺されて一年が過ぎました- ふるる自由詩15*06-10-6
ブループードル- ふるる自由詩14*06-9-27

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