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洗面所で
鏡に向かって
髪をブローしていた
そのとき
ああ
もう一本手があったら
こんなとき
洗面所の掃除も一緒にできるのになあ
なんて思っていたら
背中の方から
手が生えて
わ ....
弱いものいじめ
しようと
手ぐすね引いてる人たち
たくさんいる
やっと咲いた花を
夜中にこっそり
折り取って
持って行ってしまったり
耳元で突然
大きな声出して
大喜びしたり
最 ....
「もしも君が」
と書き始めて
「もしも」
という
仮定の話はやめようと
ふと思った
「もしも」
なんてことは
「もしも」
だから
そんなこと考えるだけアホみたい
自分を探してもど ....
あきらめたように
あなたは
横たわった
目を見開いたまま

この世の最後に
見つめる風景は
あなたの愛した場所かしら
それとも

思うほど
劇的な何かが
あったわけではなくて
 ....
どんなときでも
泣きませんでした
そうしたら
涙はどんどん凝固して
とても立ち上がれないほどに
わたしの涙は多く重く
体内に溜め込まれてしまいました

仕方がないので
金の箱を買いま ....
きらきらと
最後の光を放ち
優しい太陽が
落ちていく
にこにこ
にこにこ
笑顔の人々を映して
最後の光が
消えていく
だから
きっと
もう
何も見えなくなる
台所に座り込み
勝手口から空を眺めると
柿の葉が広がっていた
とても濃い緑

よく耳を澄ますと
じいい、と通奏低音みたいな
音がする
理由はわからない
たぶん夏の名残

もうすぐ ....
白黒同居してて
灰色じゃないところが好きよ
愛しのパンダちゃん
色なんか無い世界で
幸せになりましょうね
青いクレヨンで
丸を描いて
くるくると
塗りつぶす
真っ青な月の絵
周りを
黒いクレヨンで
ぐるぐる
ぐるぐる
ぐるぐる
何度も
何度も
何度も
塗りつぶす
塗りつぶす
 ....
冷たい
クリーム
なのがヤバイ
夜に忍び寄る
密やかな欲望
今日は買わなかった
だって我慢ができなくなるから
冷凍庫を何度も覗き込み
ため息をつく
頭の中はそればかり
ああどうして ....
楽しい毎日の中に
あなたの命日も隠れています

おめでとう
おめでとう
お誕生日
おめでとう
この世は楽しいことばかり
だよ
暗い夜から
桜の木へ
落ちていく途中
わたしは足から
落ちようとしていた

美容院は何軒行っても
満足できないし
恥かしいくらい何度も何度も
求めたくなるし

ねえどうかしちゃっ ....
高らかなファンファーレ!
はんぺんは白い
はんぺんはふわふわ
はんぺんはおいしい
男も大好き
女も大好き
そんなはんぺん
もしもはんぺんが座布団だったら
失恋した時には抱いて寝て
お ....
負けたくない
って思ったあの日
もうわかっていた

勝負は時の運などではない
自分が届かなかったということ

信じていた
硬い硬い宝石は
あっという間に砂になって
さらさら零れ落ち ....
一番良いのは
引き付けて引き付けて引き付けて
最後に足でも蹴り払って落とすこと
でも
それにはかなりの場数とテクニックが必要なので
テクニックの無い人は
古典的ですが
「押しの一手」
 ....
切なかったね
わたしたちふたり
毎日でも会いたかった
離れていられなかった
友達も
仕事も
逃れられないしがらみも
なにもかもいらなくなって
ふたりで過ごすだけが幸せで
何もかもいら ....
もう着られない
服をタンスから取り出して
処分する
もう着られない
下着もタンスから取り出して
処分する
変化していく
だから愛着は持たない
入れ替わっていく
確かだったものは輝きを ....
明日ね
また今度ね
そう言いながら消えていく
ここで体が離れたら
わたしたちの間の空間はどんどん広がって
なんだかもう会えないような気がするの
明日なんか
もう来ない気がするの
恐ろしいことは何も無いので
このかまくらへどうぞ
甘酒
みかん
お漬物
はい
手を出して
一緒に飲みましょう
一緒に食べましょう
もうここから出たくないと
思いませんか
わたしと ....
どうしても
がまんできないとき
上質なシュガーを
舐めたり
舐められたりしたいの
誰も寂しい思いを
しなくていいように
山です
どすこい
山脈です
どすこい
太平洋側からの地震止めてます
どすこい
ってゆーかわたしが重すぎるだけなのか
あのさあ
どうだっていいけど
入ってくるな
登山
キャンプ
 ....
包丁が俎板をぶち割った午後
ゲームは終った
骨の砕ける音を聞きながら
排水溝の隙間に汚物を突っ込め
次々と店に行き輝く砂地に尿をぶちまけろ

栄養ってなんだ?

明るい青ってなんだ?
 ....
見えないところに
化石が出来た

柔らかかった
良い匂いがした

叩いても
撥ね返される
または
粉々に
割れる

水をかければ
ふやけたりせず
溶けて流れてしまう

 ....
しんけんにいきるってなんだろう
しんけんにいきると
どこからかちぇんばろのおとといっしょに
てんしがむかえにきてくれるのかな
ばかにすんなよ
なめるんじゃねえぞ
てめえ
わたしが毎晩家にいると
友達がみんなバカにする
約束も無いのに男を待っているなんて
負けてる証拠だとバカにする
お風呂の扉の前まで電話を持ち込んで
シャワーの間も電話がかかってくることを期待 ....
目が覚めたら旦那さんが二人いて二人は友達でとても仲が良い。この世では女が一人に旦那が二人、それは当たり前。二人以上は許されない。それは不倫。

どうして3人でできないのかしら?わたしは不思議で仕方 ....
わたしよりも弱く
儚く
人生の計算問題ができない
そういう人を守るため
あなたは去っていった

「君ならひとりで生きていける」
よく聞くセリフを生で聞いたよ
でも
そうかな?

 ....
心地よい風が吹き
国道近くの喫茶店は
おしゃべりで満たされてる
空気みたいだった
あなたとの時間は
あのあと一年くらい
続いたのだったかな
だからそう
まだ大丈夫
とてもリアルにあの ....
夢見てたのね
なんて言えるうちは幸せ
でも
不幸の始まりのとき
対策を考えておくことは
必要です
それを
計算高い
とは
言いません
自分は何人いるんだろうと
数えていたら
頭がぼんやりしてきて
それで
もっとぼんやりするために
お酒を飲んだり
する
そうすれば
わたしは誰かになって
だから
あんなことや
こん ....
とうどうせいらさんのチアーヌさんおすすめリスト(50)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- チアーヌ自由詩107-11-18
あなたは弱いですか?- チアーヌ自由詩907-6-8
「もしも」- チアーヌ自由詩607-2-16
死体- チアーヌ自由詩807-1-11
銀の涙に金の箱- チアーヌ自由詩306-10-23
優しい日没- チアーヌ自由詩406-10-23
丸い空- チアーヌ自由詩606-10-16
パンダちゃん- チアーヌ自由詩506-10-5
黒いクレヨンで- チアーヌ自由詩506-9-4
アイスクリーム・アイスクリーム- チアーヌ自由詩6*06-8-22
毎日、毎日- チアーヌ自由詩506-7-25
桜の木の上へ- チアーヌ自由詩606-7-15
日本はんぺん協会- チアーヌ自由詩4*06-3-17
夢の終り- チアーヌ自由詩206-2-27
義理チョコ販売員からのご提案- チアーヌ自由詩806-2-11
むかしむかし- チアーヌ自由詩206-2-2
さようなら- チアーヌ自由詩206-1-24
明日また- チアーヌ自由詩206-1-20
かまくら- チアーヌ自由詩206-1-18
上質なシュガー- チアーヌ自由詩606-1-15
山のひとりごと- チアーヌ自由詩506-1-12
すべて青く- チアーヌ自由詩405-12-12
生きた化石- チアーヌ自由詩605-12-9
ちぇんばろのおとふりそそぐあさ- チアーヌ自由詩605-12-7
バカにすればいい- チアーヌ自由詩705-10-25
長い夕暮れ- チアーヌ自由詩605-10-25
あなたの重み- チアーヌ自由詩505-10-3
午後のリビングでのリアル- チアーヌ自由詩405-10-2
夢見る人へ- チアーヌ自由詩505-9-28
繋ぎ止める自分- チアーヌ自由詩605-9-21

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