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解けない誤解なら
いっそのこと
編んでしまえばよかった
美しい
セーターにして
きみに贈ればよかった
ありがとうと言ってくれた
その嘘も
本当のことも
猫だとばかり思っていた
真夜中の道を歩く
白いものは
風に漂うポリ袋だった
と気づくまで
ほんとうは
猫だったのかもしれない
全ては過ぎてしまった
真実のように
....
この雨は
誰の涙なのでしょう
傘もささずに
わたし
悲しいほどに
濡れてます
メモらないと
覚えられない
言葉がある
メモっても
覚えられなくて
見直すたびに
ぼんやりしてしまう
詩人になればよかったのに
その人の仕事だけが
いつまでも ....