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あの人へ
何が、残せますか
つぶやいた言葉には、行方がありますか




いつも夏には
揺らめいて、薄れていくものが
近くにも、遠くにも
留めて
確かにそこに居たはずの
陽炎の ....
その人が、燃えていった
毎日よりも人は集まっていた
いなくなったというよりも
手放した、と言いたかった
彼らは笑う声で
透明な空を細い道にして
順番に順番に、昇っていった
花が、咲いてい ....
残していったものが
背中でまだ疼いている
一日の始まり
蝶のような揺らめきで飛び立っていったのは
形にならない荷物を抱えた人
遠くへと呼びかけた
朝の挨拶をすり抜けて


ここで何か ....
現れては、消える
どこか遠い宇宙で
星がはじけるように、生まれるように
現れては、消える
深い
深いとだけ言える心の水面の縁に腰掛けて
切るようにしてつま先を遠くへと投げ込めば
それは確 ....
さわれそうなほどの青、空
心音の近くで
水の流れる音がしている

少し、痛い


大気圏の底辺で沸騰している僕ら
水を注いでみると、遮断機が下りて
通過していく何かがある
夕暮れに ....
少しくらいは、思っていたことだけれど
手を繋いでしまうくらいの
やっぱりここは肌寒さで
夜明け間近に笑い出すやかんの
湯気を呑み込んで
一日を始めてみたりする



花咲く頃に、花咲 ....
朝倉キンジさんの霜天さんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏の奥、油性の足跡- 霜天自由詩1106-2-7
昇華- 霜天自由詩906-1-27
着地点- 霜天自由詩1105-6-7
日々のゆらぎ- 霜天自由詩1105-5-10
浮上未遂- 霜天自由詩1005-3-27
花咲く頃に- 霜天自由詩105-3-26

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