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どうして風はやむのだろう 静かに
(怒りに満ちた夜)
並木がささやく
──どうして風はやむのだろう

……あの星に
    あの昼に

落ちてゆく
人も車も
岩もビルも雲も
平衡 ....
ごらん
あれはとても雨ににている
夾竹桃
その下に小さな蜘蛛がいて
そこにもやはり雨はしとしとと
濡れて
いるのだろうか

いい
匂いがする
秋は
透き通った声に満たされた夜を僕らのもとに運ぶ
ほら、聞こえるだろう?
稲穂の群れに
目を閉じてじっと聞き耳を立ててごらん
星の向こうから僕らの時間を歪めているアンドロメダ
小さな ....
さきほどから
ちりん ちりんと
私の耳に響いていたものは──(どしゃどしゃと)
あれは空一面を覆った、暗く──(それはもう)
重く、どこまでも垂れ込める──(地面はぬかるみ)
 ──低い雲の ....
朝 起きてくると
窓越しに
遅く咲いた百合の花があって、
君はガラス越しにそれを見ていた
こちらを振り向くこともなく

 台所では
 しじみが口をあけてことりと音をたてる

僕は煙草 ....
花がさいたよ

どこか 風の中で
そんな声を聞いた
五月

娘はぼくの手を引いて
お歌をうたう

元気よく帰ろうね
朝倉キンジさんの浅見 豊さんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
枯葉- 浅見 豊自由詩5*06-2-15
夾竹桃- 浅見 豊自由詩7*05-3-25
風と星の歌- 浅見 豊自由詩3*05-3-19
ふるものは- 浅見 豊自由詩2*05-3-11
蛍光灯がきれて買いに行く日- 浅見 豊自由詩9*05-2-19
かえりみち- 浅見 豊自由詩3*05-2-9

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