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春の花ほつれゆくまま雨模様



現し世のなべて二重の涙かな



雨の舌双つの蝶を行き来する



手のなかに生まれ滅びる己かな



留めおく術も失くし ....
価値のないわたしが生きて命を喰らふ 山の端にさそり座一つずつ昇る
釣り針の尻尾が銀河を吊り上げる

文字盤を重ねて二つの柄杓時計
麦と真珠 腕をそらせて指ししめす

冠をひとに贈りたがったひと
冠をひとに贈りたかったひと
 ....
年明けの雑煮は夏の尻子玉
君がため汲みし若水 皿に注ぐ

寒施行 狐と分け喰む小豆飯
そっと割る頭氷の鏡開き

水底は青女の朝より温かく
名護岳のキジムナーから花便り
朝倉キンジさんの俳句おすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
花と涙- 木立 悟俳句1105-6-8
価値のないわたしが生きて命を喰らふ- ふくだわ ...俳句205-6-7
立夏直前- 小池房枝俳句12*05-5-8
一月の河童たち- 小池房枝俳句6*04-1-11

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