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降りしきる雪、透明な高音のつらなりが織りなしてゆく、その切なくてはかなげな氷のメロディー。冷たさと美しさはしばしば連結して僕たちを魅了する。そして冬は女の子をもっとも白く冷たく見せて、その表情を可愛く .... わたしのおもいは
わたしにしか分からない
他の人にとってはおかしなことでも
わたしにとっては正しいこと

言葉で説明しても分かってもらえない
だって
矛盾していることが美しいと思うから
 ....
死んで行くものに愛を向ける
死んだものが自分を報いるわけはない
それでもそれだからこそ
今わの際に救おうとする

その喫水線の下の見えない部分への
深い思いやり

自らを離れていってし ....
風が哭く
風が呼ぶ

いなくなったあのひとを
返せと咽び泣く
地の果てまで探しても
どこにも姿を見つけられないのだと
{ルビ宙=ソラ}のてっぺんまで吹き抜けても
影も形もないのだと
 ....
一つの言葉の中に無限の宇宙がある
一つの言葉の中に無限の人がいる

矛盾は愛だった
その儚げな君を映しだす道化さも伴って

レイ
君はどの記憶の中でも実在していたね
ちょっぴり悲しげな ....
無人の自転車が
石垣にそって走る
タイヤの跡には
穏やかな歴史があり
それはまた人知れず
しめやかに終わる
日傘を回す手に
いつもそよ風が吹くので
呼吸は影を落としながら
新 ....
それは無言の野にただ存在している。それは硬質の直
方体で揺らぐことはない。それは意味ありげでありな
がら何の意味もない。それは日々の風雨にも耐えてビ
クともしない。それはどんな材質で出来ているの ....
見上げた青い空

雲一つない

白い飛行機が飛んでいく

思い入れなく見つめる

清々しい光景

あの日──

バイクから見上げた空

遠ざかる飛行機

手の届かな ....
餌食べ放題
清潔な水飲み放題
無菌の空気で病気感染無しの
人工的に創られた楽園
居住スペースは充分にあり
ネズミはそこで繁殖し続けるはずだと
誰もが思うだろう

だが
そうはならない ....
もう間もない
あなたよ私を迎えに来て
私が生の頂点に達するときに

私は病気が治る
部屋の中で息を繰り返す
駆け巡る思いは
駿馬のように
見たこともない平原で
あなたと駆けたい

 ....
もうすぐ日本が世界が地球が
滅びてしまうなら
私はあなたに会いに行く
1号線から2号線
ずっと歩いて歩いて
ひとめあなたに会いに行く
どんな声で話すのか
どんな顔で笑うのか
しかめっ面 ....
夢に夢だ
後ろ姿を掴めない
私の詞の一巡が過ぎ
頭に追いつかない手の
戦慄きを
指摘され
そう
戦慄いている

自覚する
私は恐れている
深淵の縁に立っている
という振りをし ....
年が明けて二〇二六年になった。今年は様々な意味で
予感の年になるであろう。それは社会的にも個人的に
もだ。社会的にはしずかな崩壊への予感が次第に形と
なって現れてくるように思えるが、俺個人として ....
彼は陽気で小柄で
食べたり飲んだりが大好きで
もちろん怠けるのがなにより好きで
でも
ある日気づいちゃった

お気に入りの緋色の帽子は
間違いなく血の色
馴染んだ翠の上着は
疑いなく ....
ああ
静かに狂う


ありがとう
さようなら
遠く
どこかのここで
手をふる
失われた
ほほえみは
よみがえり
風は
光る
どこかのここで
遠く
さようなら
ありが ....
あの夏に 女の長い
栗色の髪は確かに輝いていた
だが いまは秋
日が短くなり
闇が長くなってきている

その短くなりつつある栄華の時を汚し
女の長い 栗色の髪を梳く
風のようでありたい ....
突き抜ける青空があんまり痛いんで
目を閉じようとしたけれど
目蓋の奥にも青い景色が焼き付いて
離してくれない
ひとが青に永遠を重ねるというのは
遠い昔に宇宙が生まれたときに
初めて見た色だ ....
初冬の日差しの奥行のなかに隠れているもの
それはこの冬を過ごすための知恵か
あるいは人の幸いか
または思惟や祈りのようなものか

そのどれであっても関係なく
人はその奥行の方へと向かうだろ ....
枯れた枝をゆする風が 
夢を失くした鉛色の砂を運ぶ
砂は吹き溜まりに積もり
赤いガラスの粒が、 
虫の死骸や 
いつかの木の実、 
藁、
埃や毛玉とともに絡まる 

やがて畦道を転が ....
あなたに
一言言えば
これはもう
単に不謹慎で
人間は失格もので
無様な
当たり障りのない
小心者で
愛はどうにも少なく
だからと
随分恵まれてもいて
疲れ知らずに努力をし続けて ....
悪夢を見て汗びっしょりで起きた
華が僕の隣で眠っていた
新しい一日がカーテンの向こうを明るくしている
安心して華の香りを嗅いだ

次の瞬間
華は消えた
微かに香りを残して

言葉で表 ....
  夕立



とろとろまどろんでいたところ

遠くの雷鳴に
夢から引き剥がされる

さっきよりも少し暗い

エアコンの小さな風の音

父が丹精込めて育てたスイカは
静謐を ....
「わしゃ、実は
自称詩人やねん」

夕食の時
突然じいちゃんが
呟いた言葉に
家族は誰一人信じられず
唖然とした

「もう六十年になるかのう・・・」

「やめてくれ!」
俺は立 ....
この生には
なんとも奇妙な日々がつづいている
流されて 打ち上げられて
無意味に蠢くだけのこの不具の身体
それでいながら守られて
意志を発揮する間もない時がつづき

あるいは罰のようにさ ....
通りすぎていった雨にまだ濡れている。まだ舗装されたばかりの黒いアスファルトにもはやすっかりと晴れあがった青空が映りこんで、まるで磨き上げた曹灰長石(ラブラドライト)かなにかのようにその淡いみずいろを反 .... {引用=

白い吐息に、

深山は十六夜の雪明り
影を踏む音も 粉雪にすわれ、


 人の気配など
ありようもない午の刻
新雪に足跡を残しては、
森をさまよい
 さまよい
  ....
 

                        満月の下をくぐらせるペダルは軽い
 前屈みに夜の街を疾走して行く自転車 
きみの姿を見かけなくなってからひと月が経って     
日曜日 ....
空港の本屋でファイブスター物語を買って
エスカレータを降りる
甘いホットチョコレートを飲みながら
雨に濡れる機体を眺める
カップを捨てるついでにストレッチして
夢中になっても気付けるよう ....
煙草を吸うと体が痛むから
痛む体で起きることになるから
今朝は薬を多量飲んでやった
体は変調をきたし

とても気分が宜しい


光りあるところに影があり
この
気分の良さもの ....
無限大をよこちょにかぶって
生真面目な顔して散薬を調合する
あるいは坩堝をかきまわす
半分だけ金に変わった銅貨が
あなたの夢想を具現する

それが真実の化学の結婚で
あなたの欲するもので ....
伊藤透雪さんの自由詩おすすめリスト(309)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
氷のソナタ- 本田憲嵩自由詩1126-1-11
まばたき- 狩心自由詩526-1-10
死への哀悼- 杉原詠二 ...自由詩4*26-1-7
風の慟哭- りつ自由詩7*26-1-7
レイ- 弥生ド陽 ...自由詩6*26-1-6
ささやき- たもつ自由詩1226-1-6
モノリス- 岡部淳太 ...自由詩1026-1-5
遠ざかる飛行機- 花野誉自由詩15*26-1-4
UNIVERSE“25”- りつ自由詩5*26-1-3
二極遷移- 杉原詠二 ...自由詩3*26-1-2
ひとめあなたに- りつ自由詩5*26-1-2
回顧録- 這 いず ...自由詩326-1-2
予感の年- 岡部淳太 ...自由詩726-1-1
タロットカードのれいばんめ【愚者】- 佐々宝砂自由詩6*25-12-29
静かに狂う_私_※(音楽付き)- こしごえ自由詩8*25-12-29
冬が忍び寄ってくる- 岡部淳太 ...自由詩625-12-29
- りつ自由詩6*25-12-29
日差しの奥行- 岡部淳太 ...自由詩325-12-27
つち色のうた- atsuchan69自由詩15*25-12-27
不謹慎- 弥生ド陽 ...自由詩125-12-25
心の華- 自由詩8*25-12-23
一人- ◇レキ自由詩5*25-12-23
自称詩人の食卓- 花形新次自由詩125-12-15
奇妙な日々- 岡部淳太 ...自由詩6*25-12-15
日曜出勤- 本田憲嵩自由詩1525-12-12
湯屋_Ⅱ- 月乃 猫自由詩17*25-12-7
秋の夜に- 洗貝新自由詩10*25-10-6
空の中- mizunomadoka自由詩425-3-18
光りと影- 田中教平自由詩424-12-26
タロットカードのいちばんめ【魔術師】- 佐々宝砂自由詩4*14-12-12

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