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川が近づいてそっと入っていく
金属くさい くさい 私と
その鎖のつながりあるところまで

この世が終わるなら私ひとりだけ終わっていいと
いつも思っていた        いつも思っていた ....
わたしのなかの毒を 冷たい指先から
触れるものにすべてなすりつけた
その先にあるのは無機質な 温度で 少なくとも
モノであるぶんには ずいぶんあった


かぞくで暮らしているのに ひとりで ....
かたまって凍った重装備の人形
だらりだらり
とけて失っていく
あしあとは蒸発して
絶えない あくびと同化する

空のなかに白いハネ
をした雲
むねに刺せないくらい
おおきくて
 ....
夜が終わる前に
銀河がサイクロンになって
いらない文字を吸いとりに来る
(サクラ、サクラ、琴のおと)
貼りついてしまったものを
ひとつひとつ
はがしてみれば
どれも忘れがたいもの
けれ ....
松岡宮さんの唐草フウさんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いとなみの川- 唐草フウ自由詩15*17-12-27
ひとりの温度(冬)- 唐草フウ自由詩6*09-12-7
ハの夏- 唐草フウ自由詩4*09-8-18
サクラ銀河- 唐草フウ自由詩17*09-4-1

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