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太陽の溶けた樹液が
母星を 取り込み

枝の上に 果実を成す

宇宙飛行機には 乗れないけど
かじりついたら

行っていない星はない

この実すべてになるために
巡りきた 
宇 ....
ぼうたかとび の
しなった 影に

のる 
リュックには

ゆで卵と
つまみだされた時の ための
パラレル シュート
 
たかい たかい
ほら 棒のてっぺんに 両足をつけて
 ....
みず色の空に 浮かんだ
白い月

明けたばかりの朝
洗濯物を 干す

厚着をして でた外は
首もとから 冷えていく

夜を終えた 世界に
濡れた 竿から 雫が 落ちる

寒 ....
でんき星 せがむ 木綿の

笑われて 愛 苦しい
曲がれぬ カーブ 
目で すべらせて

地上 ゼロ階から

見下ろす 花束

囲いこまれた
ぴかぴか の星座


降れ
 ....
あまり過保護になっては
ひとり立ちできないなどと
父母が 孫の話をする

だんだん 友人との付き合いが
目の届かないところまでいき
不安そうだが
あまり しばりつけても
本人のためにな ....
ひ ゆるめば
あかされぬ 水平線 の

語り 眠らせる 睡蓮

トレモロ 
頬 寄せれば

いななく しらかぜ の

うちつける 火 の 扉
飛沫 で 消して

そこ ....
ついっと 顔をあげ
仰ぎみている

病室の 窓は薄暗く
パジャマ姿の そのひとは
ベットを 脱け出し 立ち あがって いた

「いまねえ そらを かこうと おもって」

少しとまどい ....
私の大好きな二人が
木蓮の詩を書いていたので
私も書こうと思って
毎日 家にある木蓮を見に行った

山の日陰にある木蓮は
つぼみはつけても
なかなか咲かず

そこだけいつまでも
く ....
流しのはじっこで
トマトにかぶりつく

切って 盛り付ける前
誰もみてない 朝

どっからくるんだろう
この 破りたい
悲しみは

形よく そろえて
行儀よく いただいて
終わ ....
ひらいた おやまの
むこうの おそらに

ちいさく てをふる
おにのこ つちのこ

とんとん とんのに
とうせん はなおに

とんから とんから
とうそう はなおに

ひらいた ....
このひと だれよ

じいちゃんの にいさんだぢだ
五人兄弟だったのも
三人は 戦争さ いって 死んだんだ
ほら もうひとりの おじさんは かえってきて
そこで 店っこやってるべ
じいちゃ ....
おばあさん たべねば だめだ

見舞いにきた人が
そう 励ましてから
おばあさんの 体調は悪化した

食べれねぐなったがら もうだめだ
と 急に思いつめたらしい

看護婦さんがみかね ....
しらいし いちみ さんの砂木さんおすすめリスト(12)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
果ての果実- 砂木自由詩10*05-11-2
シュ_マッチ- 砂木自由詩6*05-10-27
ほされた_かご- 砂木自由詩9*05-10-23
トン_ピン_シャン- 砂木自由詩4*05-10-18
ああ- 砂木自由詩12*05-10-7
わ_の_しぶき- 砂木自由詩11*05-10-3
画家- 砂木自由詩12*05-9-25
日陰_の木蓮- 砂木自由詩14*05-9-24
トマト星人- 砂木自由詩16*05-8-25
はなび- 砂木自由詩14*05-8-8
かえってこない- 砂木自由詩10*05-8-7
きっと- 砂木自由詩31*05-7-22

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